この度はプメハナ鍼灸整骨院の妊活ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
はじめましてプメハナ鍼灸整骨院の尾園信幸です。
当院では不妊でお悩みの方に御来院していただいて不妊鍼灸・不妊整体の施術をさせて頂いております。
日常生活の過ごし方や食べ物など少しでも変えていくだけでも妊娠できる体ができてきますので、気楽な気持ちでご覧になって頂けましたら幸いです。
●妊活の基本4つ 妊活はまさにアンチエイジング!!
●子宮の血流を悪くしてしまう内臓下垂(下腹ポッコリ)
その⑧亜鉛
●3個の○○を防げば間違いなく妊娠率アップ!! ①酸化②炎症③血糖値
●妊娠体質を作るうえでも基本でもある○○環境を良くしましょう!
●重要:鉄について 20~50歳の女性が不足している鉄分について
⑥酸化した油(過酸化脂質)
●妊活力アップ・体質改善する為の日常生活の過ごし方
●お灸と置き鍼の方法
②自宅で簡単にできる子宮・卵巣血流改善法(腹式呼吸・骨盤底筋筋トレ)
1,運動 2,食べ物
①月経周期が短い(頻発月経) 対策 東洋医学的考え
妊活はまさにアンチエイジング!!
皆さんもご存じの通り卵子の質を上げるのとアンチエイジングの基本は一緒なのです
【妊活の基本はこの4つ】
①ストレスケア
②栄養(まずは体に悪いものは摂らない、それから体に必要な栄養素を摂っていくことが大切です)
体にとって悪いものに関しては●妊活中は特に控えるべき食品とはをご参照ください。)
③睡眠
④適度な運動
なのです。
肌のアンチエイジングの場合はこれにスキンケアが必要になります!!
詳しい内容は各目次をご参考にして下さい。まだ足りない部分は今後載せさせて頂きますので宜しくお願い致します
結論から言いますと、ストレスケア ストレスを緩和するには
運動すること、ポジティブ思考、休息(睡眠)そして栄養素をしっかりとることです。
なぜストレスとネガティブ思考が体や卵子に良くないのかそして、どのような栄養や運動が良いのか説明させて頂きます。
●【ストレスが及ぼす活性酸素の影響について】
なぜストレスは、卵子の質を下げてしまうのか?
心と体に過度なストレスがかかると、身を守る方を優先するため、妊娠する方が優先されなくなってしまいますからです!!
身体がストレスを受ける→活性酸素が発生し→細胞の老化『酸化サビ』が促進→卵子、精子の老化
→妊娠しずらくなる
と言ったように活性酸素が増えると結果、卵子と精子の老化に繋がってしまいます。この活性酸素に対抗してくれるのが抗酸化作用のあるビタミンCなのです。
その他にストレスで消耗される栄養素の代表的なものがビタミンB群です!!
【ビタミンB群の働き】
①糖質・タンパク質・脂質のエネルギー変換を助ける作用
②細胞の再生
②アルコール分解
③脳の働き
その為ストレスに対抗するために
ビタミンCやビタミンB群を多く含んだ食品をとるように心がけてください。
【ビタミンC】
アセロラ、青汁、ピーマン、パプリカ、ブロッコリー、モロヘイヤ
季節の果物を特にとるよいですね
【ビタミンB群】
豚肉、豚レバー、鶏肉、サバ、カツオ、鮭、海苔、ゴマ、玄米、アボカド、アーモンド、卵、など
普段の食事で毎日こまめに摂るようにしてください。取りずらい場合はサプリメントなどを併用することをオススメ致します!!
●【ストレスとネガティブ思考が体に及ぼす反応】
ストレスが多い方やネガティヴ思考の方は心や精神に大きな負担となります、その結果、交感神経が優位になりコルチゾールという『別名ストレスホルモン』『酸化ホルモン』と言われるホルモンで、副腎皮質からの分泌が上昇します。
(※逆にポジティブ思考の人は幸福系のホルモンのセロトニンの分泌が高まるというかわかっております。)
コルチゾールの分泌が高まると
①肝臓での糖の新生上昇
②脂肪の分解上昇
③タンパク質代謝
④血糖値上昇
⑤血圧上昇
⑥免疫力低下
⑦DHEA分泌の低下
⑧幸福系のホルモンであるセロトニンやオキシトシンの分泌を抑制する
⑨様々なホンモンもちろん性ホルモンの分泌低下
体にとってとても大切な働きがあり生体にとって必須のホルモンであるのですが
コルチゾール分泌が増えることに伴って体がそれに対処する為にビタミンCとビタミンB群栄養素が使われてしまうというデメリットもあります。
【⑦DHEAの分泌低下について】
※DHEA (デヒドロエピアンドロステロン)とは主に体内の副腎皮質で分泌されているホンモンです。DHEAは男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン)など約50種類のホルモンに分化することから『マザーホルモン』とも呼ばれています。最近の研究ではDHEAの数位が高い人ほど長生きするということもあり若返りホンモン、長寿ホンモンとも言われています
(DHEAの作用)
性機能改善・抗酸化作用・抗炎症作用・インスリンの働きを助ける・筋力増強・代謝促進・記憶力改善・テストステロンなどの男性ホルモンやエストロゲンなどの女性ホルモンに分化される
このように体にとって、とても大切なホルモンであるDHEAがコルチゾールの分泌が上昇すると低下してしまうのです。
【⑨様々なホンモンもちろん性ホルモンの分泌低下について】
コルチゾールの分泌はストレスから身を守ろうとして起きる体の反応なので、瞬間的な量の増加に問題はありませんが、長期的・慢性的にストレスにさらされることで、コルチゾールが分泌過多になるとコルチゾールのの生産が過剰の増えホルモンの材料となるコレステロールが大量に消費されてしまう為に、その他のホンモンもちろん性ホルモンの分泌低下また乱れる原因となります。その結果、卵胞の成長や子宮内膜の成長、生理不順などに影響を及ぼしてしまいます。
【コルチゾール過剰分泌を抑えてバランスを整えるには】
有酸素運動や筋トレを日ごろから取り組んでおくことがコルチゾールの分泌上昇を抑えるのに有効とされています。ジョギングやマラソンなどの有酸素運動や筋トレを日ごろからしている人は、運動の習慣がない人より体がストレスを感じた際に、コルチゾール分泌する量が少ないという結果が出ています。
その理由は、有酸素運動や筋トレをすると体にはストレスがかかり、その際にコルチゾール分泌が上昇して脈拍が早くなり、血圧も上昇します。これらの運動を繰り返すことで、身体はストレスによる分泌コントロールに慣れていきます。それによって実際に仕事や人間関係の肉体的・神的ストレスがかかったときも、コルチゾールを適切に分泌することができ、過剰な分泌を抑えてくれるので、身体への負担が軽減できホルモンバランスが崩れることを予防できるということになります。
もちろんスポーツジムなどでトレーニングマシーンで筋トレできる方はその方が良いのですが、わざわざスポーツジムやハードな筋トレをする必要はありません。ある程度の負荷をかけれれば大丈夫なのです。
①スクワットなどでお尻や太ももの筋トレ5分~10分程度(毎日)
②毎日30分程度のウォーキング
③ウォーキングする際に早歩きや階段や坂を上るなど少し負荷を与えるような運動
卵子の質や子宮内膜はもちろん体に悪影響(炎症や糖化、酸化)を及ぼすような食品である、こちらのページ内の●妊活中は特に控えるべき食品の①白砂糖②小麦粉(グルテン)③トランス脂肪酸④食品添加物⑤乳⑥酸化した油(過酸化脂質)⑦清涼飲料水 ⑧加工食品はなるべく食べることを控えることが大切になります。 その上で体に良いものを摂るように心がけていきましょう。
その為にバランスの良い食事を摂るようにしていきましょう!!
バランスの良い食材で代表的なものに妊活オススメ食材の⑧『まごわやさしい』というものがあります。(ま):マメ豆類、(ご):ごま 種実類 、(わ):わかめ 海藻類、(や):やさい、(さ):さかな 魚介類、(し):しいたけ きのこ類、(い):いも 芋類
一日の食事の中に『まごわやさしい』が含まれる食材を意識して摂るようにして下さい。
これ以外にも、卵子の質の向上や子宮内膜の厚みが出てくるようにするために不足しがちな①タンパク質②脂質③鉄などを多く含む食材も意識して摂るようにして下さい。
運動することによって、体にとってとても良い影響もちろん妊活にとってとても良い影響があるということは皆さんご存じかとは思いますが具体的にどのような反応があるの簡単に説明させて頂きます。
運動すると『若返り効果がある』ということがあるということになります。細かく説明させて頂くとt以下のようなことが体の中で起こっております
①様々なホルモン分泌か高まる ②メンタルの健康 ストレス緩和③エネルギー産生工場のミトコンドリアの量が増える
運動(筋トレ)をすることによって、様々なホルモンが分泌されることがわかっております。ホルモンは身体の機能を正常に保つ為だけでなく、ホルモンの種類によっては幸せホルモンや若返りホルモンや長寿ホルモンと言われているホルモンがあり健康や老化予防をしてくれます。
それだけホルモンは身体にとって大切な人働きをしているということになります。
運動、特にこの場合、筋トレを行うことことによって分泌されるホルモンとは
・成長ホルモン・テストステロン・セロトニン・エンドルフィン・ドーパミン・ノルアドレナリン、DHEA、マイオカイン(成長ホルモンの1種)などがあります。
(成長ホルモンとは)
成長ホルモンは脳下垂体から分泌される ホルモンになります。
成長ホルモンは子どもの成長、背を伸ばす作用があり、成人になってからも筋肉や骨や 皮膚を強くする作用があり、「若返りホルモン」『疲労回復ホルモン』とも言われています。
骨や筋肉を強くするほか、肝臓、筋肉、脂肪などの代謝、毛髪の発育、肌表面の再生、コラーゲンやヒアルロン酸など肌に良い成分の生成を高めて細胞を修復して若さを保つ働き、疲労回復。妊活にとって大切な生殖機能を正常に保つように働いてくれています。
成長ホルモンは子どもの成長に必要なホルモンというイメージが強いですが、実は「若返りホルモン」と呼ばれることもあり、骨や筋肉を強くするほか、脂肪分解、毛髪の発育、肌表面の再生、免疫機能の調整などを活発にするなどの効果が期待できます。
成長ホルモンの分泌される量は残念ながら思春期以降は年齢を重ねるとともに量が減り、30~40代では思春期の約1/3まで減少、60代では約1/7程度まで減少してしまいます。
※成長ホルモンは特に筋トレ(無酸素運動)とそれ以外にも睡眠している際にも分泌されます。
(テストステロンとは)
テストステロンは.性欲向上.若返り効果、メンタルの安定、気分が前向き、幸福感の向上、赤血球の生成を促す、筋肉量の増加、骨を強く保つなどのさまざまな働きがあります。
(セロトニンとは)
セロトニンの働きとしては、幸せホルモンと言われており、精神安定や平常心を保つ、そして気分や幸福感をやる気を高めたり、ストレスやイライラを緩和してくれます。
(エンドルフィンとは)
エンドルフィンは鎮痛やリラックス、免疫力アップ、ストレス緩和などの効果があります。
(ドーパミンとは)
ドーパミンは幸福物質とも呼ばれ、快感や多幸感を得る、意欲などを出したり、運動調節に関連する機能を担う脳内ホルモンになります。その為ドーパミンが多く分泌されるとやる気が出てきたりポジティ ブ思考になります。
(DHEAとは)
DHEAは男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン)など約50種類のホルモンに分化することから『マザーホルモン』とも呼ばれています。最近の研究ではDHEAの数位が高い人ほど長生きするということもあり若返りホンモン、長寿ホンモンとも言われています
DHEAの作用としては
性機能改善・抗酸化作用・抗炎症作用・インスリンの働きを助ける・筋力増強・代謝促進・記憶力改善・テ/トステロンなどの男性ホルモンやエストロゲンなどの女性ホルモンに分化される
(ホルモンの分泌を高める筋トレとは)
もちろんスポーツジムなどでトレーニングマシーンで筋トレできる方はその方が良いのですが、わざわざスポーツジムやハードな筋トレをする必要はありません。ある程度の負荷をかけれれば大丈夫なのです。
①スクワットなどでお尻や太ももの筋トレ5分~10分程度(毎日)
②ウォーキングする際は早歩きや階段や坂を上るなど少し負荷を与えるような運動
運動(筋トレ)をするとスカットするとか、リラックスするとかいう気持ちになり、なぜ、運動をすることがメンタルの健康になるのか?それは、運動をすることによって心や精神を安定、幸福感や落ち着かせてくれるセロトニンやエンドロフィンといったホルモンが分泌されるからなのです。
(セロトニンについて)
セロトニンの働きとしては、幸せホルモンと言われており、精神安定や平常心を保つ、そして気分や幸福感を高めたり、ストレスやイライラを緩和してくれます。
(エンドルフィンについて)
鎮痛やリラックス、免疫力アップ、ストレス緩和などの効果があります。
なぜミトコンドリアの量が増えると妊活に良いのかそしてアンチエイジングになるのか?
それは、ミトコンドリアがこのエネルギー産生してくれるところだからなのです。ミトコンドリアの数が少なくなってくるとエネルギーが作られなくなってしまうので体の機能が落ちてきて、元気が出ない、疲れやすいそして卵子の質が低下してしまうのはもちろんことに繋がります。ミトコンドリアは健康な身体作りにとってとても重要な働きをしています。
【ミトコンドリアとは】
ミトコンドリアは全身の細胞の中にある器官で、呼吸により酸素を取り込みATPと呼ばれるエネルギーを産生する人体のエネルギー工場。
人には約40兆個の細胞があります。その細胞の中にミトコンドリアが平均約300個~400個が存在し体重の約10%にもなります。特に卵胞の細胞の中にはミトコンドリアが一番多く存在しその数は約一万五千個にもなります。
【ミトコンドリアの量が増やすには持久的は運動を】
持久的な運動を行うことでミトコンドリアの量を増やすことができます。それは、筋肉は速筋繊維(白筋)と遅筋繊維(赤筋)がありますが、遅筋繊維(赤筋)の方がミトコンドリアを多く含んでいること。そして、ミトコンドリアは酸素からエネルギーを作り出すことから、筋トレや瞬発的な力などの無酸素運動より持久的な運動が有酸素運動だからです。
(※速筋繊維(白筋)は筋トレや瞬発的な力で使う筋肉です。遅筋繊維(赤筋)はジョギングやウォーキングなどの有酸素運動で使う筋肉になります。
【①不規則な食生活】
食事の時間がバラバラになってしまうと自律神経のバランスも崩れてしまいます。
特に交感神経の方が優位になってきます。
※交感神経は、緊張していたり、興奮しているときや戦うときや逃げる時に働く神経なので、血液が脳や筋肉に回ってしまい内臓に血液が行きずらくなってします。
【②乱れた食生活】
お菓子や甘いもの、ジャンクフード、コンビニ食などのようにトランス脂肪酸、添加物、砂糖がたっぷりと入ったものを食べてしまうということになったしまいます。
※トランス脂肪酸、添加物、砂糖がなぜ良くないのかは特に控えるべき食品の所で話していますのでご参考にして下さい
【③ストレス】
ストレスがあると交感神経が優位になってしまいます。交感神経が優位になってしまうと体が戦闘体制または防御反応になる為に体がが緊張状態になってしまいます。
その為内臓への血液量が減ってしまう為、子宮や卵巣への血液循環も悪くなってしまいます。
【④喫煙】
タバコに含まれる有害物質としては、ニコチン、タール、一酸化炭素があります。通常、体に取り込まれた酸素は血液中のヘモグロビンと結合して、身体の各組織や細胞に酸素を運んでくれます。しかし一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合してしまう為、ヘモグロビンは酸素と結合できなくなり、体の組織や細胞に酸素が送れなくなり酸欠状態になってしまいます。
その他、ニコチンは血管を収縮させて血圧を上昇し心拍数が増加するために心臓に負担をかけてしまいます。タールは発がん性物質がふくまらています。
【⑤飲酒】
私達が飲んだアルコールのほとんどが肝臓内で分解され処理され代謝されます。
問題はアルコールが代謝される際に、多くのビタミン・ミネラル・酵素(ビタミンB1・B12、葉酸、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、ビオチン、カタラーゼなど)が消費にてしまうことです。その他に活性酸素が多くできてしまうということもあります。
通常は卵胞や精子の方の成長に使われるであろう、ビタミンやミネラルがアルコールを飲んでしまうとアルコールの代謝に使われてしまうということになります。
【睡眠不足・質の悪い睡眠】
寝ている間に内臓への血流が多くなり、内臓の疲れをとったり修復したりしてくれます。特に午後10時〜午前2時の間に睡眠をとると成長ホンモンが最も分泌させます。成長ホンモンは細胞を修復してくれる働きや生殖機能を正常に保つように働いてくれています。その為、睡眠不足は成長ホルモンの分泌の低下、そして交感神経も優位になる為に、内臓への血流低下、内臓の修復力低下、疲労も蓄積されてしまいます。もちろん子宮や卵巣への血流量の減少、機能低下にもなってしまいます。
妊活は血流改善が最重要!! 血流を改善することは女子力つけるということなのです。
心臓は絶えず血液を全身に送り出し、出た血液は全身を回って再び心臓に戻ってきます。その時間は約1分間です。血液は人が生きる為に必要な酸素や栄養、ホルモンを運ぶ重要な役目があります。
①細胞に酸素、二酸化炭素、栄養、ホルモンを運ぶ
②水分を保つ
③老廃物を回収する
④体温を維持する
⑤免疫力を保つ
など全身を流れる血液には大切な役割があります。
血流が悪くなってしまうと、
妊活にとってとても大切な子宮や卵巣に血液がしっかり流れなくなり、卵胞の成長や質、子宮内膜の厚さや質の低下の原因となり不妊はもちろんですが、生理不順、生理痛、更年期障害などいろいろな症状を引き起こしてしまいます。
その他にも体に色々悪影響を及ぼします。
①酸素が細胞に上手く届かなくなり、エネルギーがしっかり作れなくなる。
②栄養が細胞に上手く届かなくなる。
③免疫力の低下。
④老廃物が回収できず、体がだるくなる。
⑤エネルギー産生が減少するため、熱の産生が減少して体が冷えてしまう。
⑥水分が細胞に上手く届かなくなる又は水分バランスが悪くなり、むくんでしまう。
⑦内臓機能の低下(消化吸収能力低下・生殖機能低下・ホルモン分泌低下・排出機能低下など)
⑧脳血流の低下(記憶力低下・うつやいらいらなど精神や感情面への影響など)
⑨貧血
などがあります。
ご自身が感じる感覚としては、
①体がダルイ②寝起きがつらい③いつも疲れている④下痢しやすい⑤やる気がでない⑥食欲不振⑦不眠⑧イライラする⑨冷え性⑩むくみやすい⑪生理痛⑫生理不順⑬動悸⑭顔色が白い⑮抜け毛⑯不安⑰疲れ目⑱生理前におなかや胸がはる⑲肩こり頭痛がある⑳顔や唇の色が暗い㉑ストレスに弱いなど様々です。
このように血流が悪くなってしまうとこのように体に様々な不調を起こしてしまう為、血流を改善していくことが体の不調を改善するのにとても重要なことにだということがわかると思います。
【血流を改善するには】
①血を作れる体質作り、②血の材料となる栄養素を摂る、③気(エネルギー)や血が流れようにすることです。④そして質の良い睡眠をとるようにすること。
①~④とはどのようなことなのかを説明させて頂き、具体的にどのようにして改善していくのか説明していきます。
【①血を作れる体質作り】
血液の成分でもある、赤血球、白血球、血小板、血漿(けっしょう)も胃腸で消化吸収された栄養で作られます。その為、血を作れる体質を作るには、胃腸がしっかり働くようにするということになります。胃腸の働きが弱くなってしまうと栄養が充分に吸収できなくなってしまい、結果、エネルギーも作れなくなります。胃腸の働が弱くなってしまいエネルギーと血液の中を流れる成分が充分に作れなくなってしまうことを『気虚』といいます。
脳内のホルモンである幸せホルモンのセロトニン、やる気を高めてくれるホルモンのノルアドレナリン、向上心を高めてくれるホルモンのドーパミンなどのホルモンは腸にも存在する為に胃腸をしっかり働くようにして腸内環境を整えることがとても大切です。
※幸せホルモンのセロトニンが増えてくると、脳ではストレスを感じずらくなってきます。ストレスを感じずらくなる為、血管の緊張も和らぎより血流が改善してくるということです。
このようなことから胃腸が弱い方は栄養が充分に吸収できない、ホルモンの分泌が低下することなどにより胃腸が弱い方の特徴としては、疲れやすい、やる気がでない、むくみやすい、風邪をひきやすい、食欲がない、食欲はあるが多くは食べれない、胃痛や胃もたれしやすい、下痢になりやすい、トイレが近い、冷え性、いくら食べても太れない、食事を減らしても痩せずらく太っているなどがあります。
このようなことから考えても血を作れる体質を作るには、胃腸の働きを良くしていくことがとても重要になります。
【②血の材料となる栄養素を摂る】
血を作るには血の原料となるタンパク質と鉄をしっかり摂るようにすることです。
女性の方は、毎月生理がある為に毎月血液を失っています。実際に月経のある女性な5人に1人は貧血と言われています。特に多いのが鉄分不足による『鉄欠乏性貧血』です。
その原因は1回の生理の出血量は20~140mlで月経によって毎月約10~70mgもの鉄分が失われる為です。
健康診断で行われる
貧血の診断規準でもある『ヘモグロビン値』は正常範囲でも、貯蔵鉄(フェリチン)が不足している『かくれ貧血』はかなり多いとされています。
【最近の国民健康・栄養調査による】
20才〜49歳までの閉経前の女性約70%の人がフェリチン30n g/ml未満ということなりこれは『重度のかくれ貧血』にあたります。
このように毎月、血液はもちろん血の材料となる鉄が失われいます。
血液が足りていない方、東洋医学では『血虚』と呼びますが、『血虚』の人の特徴としては、貧血や立ちくらみ、動悸がする、爪が薄い割れやすい、顔色が白い、乾燥肌、不眠症、抜け毛、不安やうつ、不眠、眼が疲れる、物忘れが多い、そして、生理痛、生理不順、子宮内膜症などの子宮や卵巣など婦人科系の問題が起こりやすい傾向があります。
【③気(エネルギー)や血が流れようにすること】
胃腸の調子が良くなってきて、血液が増えてきて血が増えて来ても全身の気(エネルギー)や血液の流れが悪くなっていてはせっかくできた気や血液が上手く細胞に行き渡らない場合があります。このような状態を『気滞、瘀血』と言います。気や血液の流れが悪くなる原因としては、過度なストレス、運動不足、筋肉が硬い、体や内臓が硬くなっている、ストレスを強く感じているなどがあります。『気滞、瘀血』のある方の特徴としては、『気滞』の症状としては、PMS(月経前症候群)になりやすい、生理不順、生理が来ない、生理前にお腹や胸がはる、喉がつまった感じがする、顔や唇の色は悪い、静脈瘤がある、イライラしやすい、情緒不安定、ストレスを常に感じているなど、『瘀血』の症状としては、慢性的な肩こりや頭痛がある、体の決まったところがいつも痛い、手足の冷え、頭がのぼせる、痔、生理痛がひどい、経血に塊がある、経血がどす黒い、経血の量が多い、生理不順(遅れる)、無月経や子宮筋腫・子宮内膜症・多嚢胞性卵巣症候群などが多い傾向にあります。
【血流を改善するための具体的な改善策とは】
ステップ1
『気虚』の改善。胃腸の機能を高めて消化吸収能力を高めるには!!
①ご飯は腹八分目にする(特に夜ご飯は減らすようにする)
②早食いはやめ、しっかり噛んでから食べるようにする。
③夜遅く食べないようにする。特に夜ご飯の量は少なめにする。(寝る3時間前には食べ終えておくように)
④胃腸を休める為に食事と食事の間(最低90分)は空けてしっかり空腹時間を作るようにする。
⑤朝ごはんは必ず食べるように心がける。(体内時計をもとに戻し、体をめざめさせ脳や胃腸の働きを引き出すようにしていく為)
⑥小麦粉・乳製品・砂糖・トランス脂肪酸・食品添加物・植物油脂、脂っこいもの、お酒など炎症や腸内環境を乱してしまう食品は控えるようにする。(※もちろん禁煙は基本となります)
⑦ファスティングをしてみる(※1ヶ月に一週間程度夕食ファスティング)
※夕食ファスティングとは・・・朝と昼は通常通り食事をして、夕食のみ固形物は摂らずに酵素ドリンクのみを飲むようにして下さい(ファスティングの期間は特に、カフェイン・添加物・砂糖・小麦粉・トランス脂肪酸などは控えるようにして下さい。)
⑧お腹のマッサージやツボへの刺激
体の血流改善するおすすめのツボは
ホームページ内の血流改善のツボの場所に関してはホームページ内の子宮の血流改善するツボをご参照下さい。
【三陰交】【陰陵泉】【血海】などがあります。
これらのツボの効果としては、血流改善はもちろんですが、それ以外にも冷え性の改善、子宮や卵巣の働きを整える、美肌効果も期待できます。
ステップ2
『血虚』の改善。血を増やしていくには!!
①朝ごはんを必ず食べる。パンではなくご飯とみそ汁にしてみましょう。※味噌が良い理由
②夕食断食をする。
③栄養バランスの良い食事をとるようにする。特に鉄分やタンパク質が足りてない方が多いので鉄やタンパク質を積極的に摂るようにする。
ステップ3
『気滞、瘀血』の改善。気(エネルギー)の流れや血流を改善するには!!
①『瘀血』・子宮の圧迫の原因ともなる下腹部ポッコリ、内臓下垂を改善する。
内臓下垂は東洋医学では中気下陥(ちゅうきかかん)と言い、お腹の気(力)が弱まって下に落ち込んだことを意味します。内臓下垂(中気下陥)は気虚が悪化した状態とも言われています。その点からも下腹部ポッコリがあるとかなり血を作れない状態が高い可能性があります。
【内臓下垂改善法】
●早食いや大食いをやめる(良く噛んで食べないと消化に時間がかかり胃に負担がかかるだけでなく、胃の中に食べ物が長い時間残ってしまう為、胃が重くなり下がってしまう原因となります。)
●よく噛んで食べる。
●インナーマッスルを鍛えて内臓正しい位置にしていく。
(内臓を部分を囲んでいる筋肉である腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋を鍛える)
【ポッコリお腹解消30秒ドローインの方法】
1.背筋を伸ばしてまっすぐ立つ。この時、胸も張って肩甲骨を背骨に近づけるように意識する。
2.鼻から息を吸ってお腹を膨らませるようにする。(※腹式呼吸の要領で)吸っている際に骨盤底筋(座骨と恥骨の間の膣や肛門近辺)がキュッと引き締めて吸い上げるイメージで行います。
3.口から息を吐く際にお腹が凹むようにする。(お腹と背中がくっつくくらい息を吐くようにする)
4.凹ませた状態で30秒キープする。この時は普通の呼吸はしていても大丈夫です。そして、骨盤底筋(座骨と恥骨の間の膣や肛門近辺)はキュッと引き締めて吸い上げるイメージのままで行うようにして下さい。
1セット3回、空いてる時間にできるだけするようにして下さい
②運動不足による筋力低下や筋肉をあまり使わないことにより血流が滞りや血の流れが悪くなってしまい『瘀血』の原因となります。『瘀血』の方は運動(●ウォーキング・●スクワット・●ふくらはぎ筋トレなど)や●入浴、●マッサージをするようにする●足を冷やさないようにする
●【ウォーキング】は週に4~5日程度、時間は20分~30分程度するようにして下さい。
●【ふくらはぎの筋トレ】
ふくらはぎは第二の心臓とも言われて、ふくらはぎが伸び縮みすることによって筋ポンプの作用により下半身にたまった血液を心臓に送り返す働きをしています。ウォーキングによってふくらはぎが伸び縮みすることによって血液の流れが良くなります。ふくらはぎを鍛えることによって血液の流れを良くなるので、冷え症やむくの改善、足が疲れにくくなることにも繋がりま。ふくらはぎを伸び縮みや鍛えるにはウォーキング以外にも【スタンディングカーフレイズ(立位でのかかと上げ下げ運動)】【シーテッドカーフレイズ(座位でのかかと上げ下げ運動)】などがあります。
【スタンディングカーフレイズ(立位でのかかと上げ下げ運動)】
1.姿勢を正し、立位の状態でできる限りかかとを上げて爪先立ちになり1~2秒静止する。
2.かかとをゆっくり下げる。
3.①~②を30回程度、一日朝と晩の2回行うようにして下さい。
【シーテッドカーフレイズ(座位でのかかと上げ下げ運動)】
1.姿勢を正し、座位の状態(膝が90度程度曲がった状態)でできる限りかかとを上げて爪先立ちになり1~2秒静止する。
2.かかとをゆっくり下げる。
3。①~②を30回程度、一日朝と晩の2回行うようにして下さい。
●【入浴】毎日入浴の際は湯船につかるようにして下さい。
●【スクワット】は猫背にならないように背筋を伸ばして(骨盤の角度に合わせて)1セット毎日30~50回程度行うようにして下さい
●【マッサージ】
スネの骨の内側の骨とふくらはぎの際は①三陰交 ②陰陵泉(いんりょうせん)など子宮や卵巣の血流改善と働きを整えるをしてくれるツボがありますので、特にこのラインを毎日下から上に5分程度指圧するようにして下さい。
●【足を冷やさないようにする】
血液の働きには熱を運ぶという働きがあります。足が冷えていると足を通った冷えた血液が全身に周ってしまい結果全身が冷えてしまいます。
特にふくらはぎは第二の心臓と言われ血液を全身に送り出す働きがある為、足が冷えてしまうと全身に冷えた血液が送り出されてしまうのです。
足で冷えた血液そして血管は子宮や卵巣のすぐそばを通りますので、結果子宮と卵巣もキンキンに冷えてしまうのです。
足首の近くには子宮や卵巣に血液循環を良くするツボや整えるツボが多くあます。そして足首には脂肪がついておらず冷えやすい為そこを通る血液が冷えてしまいます。
足を温めるのに一番簡単でてっとり早くて効果的なものにレッグウォーマーです。
レッグウォーマーは筋トレなどと違いただつけるだけで良いからです。
ステップ4
血を増やして、血流を改善する為に22時までに寝るようにしましょう。
現在の医学では、睡眠と血の質や血流が非常に深い関係にあり、睡眠時間が短かったり、寝る時間が遅い人ほど血が作れない、血が増やせないだけではなく、貧血や血流が悪いことが不眠症の原因にもなると言われています。
※しかし、『不眠症』の方は、22時までに寝ようと思っていてもなかなか寝れない、又は途中で起きてしまい睡眠の質があまり良くありません。前にも説明させて頂いたように『血虚』体質で血が不足している方は不眠を起こしてしまう為に、不眠傾向のある方はまずは胃腸の弱い『気虚』体質を改善し、血を作れる体質作りをして、血の材料を積極的に摂るようにして血液が足りない『血虚』の改善をするようにして下さい。
【参考文献】
血液がすべて解決する 著書 堀江昭佳
内臓下垂とは、内臓が下垂してしまい、胃や腸などの臓器が、本来あるべき位置から下がってしまうことをいいます。内臓が下垂してしまうと、腹部内の圧力分布が変化し、正常な消化プロセスに影響を与え、胃腸の働きが正常でなくなることにより、胃腸機能低下を引き起こします。
内臓(胃や腸)下がると、下の臓器で子宮や膀胱などの臓器な圧迫されることで血流が悪くなり.女性の場合は生理痛が重くなったり、不妊の原因にもなります。
このように内臓下垂は、色々な症状を引き起こしてしまう可能性があります
【①胃下垂や腸の下垂】
胃が下がってしまう胃下垂は
胃の働きが低下してしまい、食べたものが胃の中に正常より長くたまった状態になり、胃のもたれや膨満感そして、消化に負担がかかり、消化不良、食欲不振などがおこります。
そして、胃腸の機能が低下して消化吸収が悪くなってしまい栄養がしっかり取れなくてなってしまいます。そうなると身体でエネルギーが充分に作れなくなります。
【②子宮や膀胱圧迫】
そして、内臓(胃や腸)下がると、下の臓器で子宮や膀胱などの臓器な圧迫されることで血流が悪くなり.女性の場合は生理痛が重くなったり、不妊の原因にもなります。
そして、膀胱が圧迫させることにより頻尿または尿もれなども引き起こす原因にもなります。
【③骨盤への負担】
内臓が下垂して骨盤に乗っかり、筋肉が十分無い場合は、
骨盤が内臓の重みに耐えられず骨盤が開いたり歪んだりして腰痛などの原因にもなります。
食欲不振、胃もたれ、胃酸逆流、消化不良、膨満感、胸焼け、不妊、便秘、下痢、痔、胃炎、胃潰瘍、頻尿、尿もれ、生理痛、生理不順、子宮筋腫、冷え症、鼠径ヘルニア(脱腸)など
【①インナーマッスルの低下や筋力低下】
腹部の筋肉とくにインナーマッスルが弱くなることが内臓下垂の主な原因の一つです。この筋肉は内臓器官を支える役割を果たしており、筋肉の弱さが内臓の下垂につながります。
そして、筋力低下により胃の動きが低下し、胃の働きが弱っまてしまいます。
運動する習慣が少なく、デスクワークや車生活で運動不足になり、筋肉をあまり使わないと腹部のインナーマッスルの低下に繋がります。
【②加齢】
年齢が進むと、組織や筋肉の弾力性や筋力が低下する為、内臓下垂の原因が増加します。
【③遺伝的要因】
一部の人は遺伝的に内臓下垂の要因を持っていることがあります。家族歴に内臓下垂がある場合、内臓下垂が増加する可能性があります。
【④肥満】
過度の体重や肥満の状態は、腹部の圧力を増加させ、内臓下垂の要因を高めることがあります。
【⑤体重減少や痩せ型の方、虚弱体質】
体重減少や虚弱体質なので、おなかの壁の脂肪不足や腹部圧力が低下すると胃下垂や内臓下垂の原因となります。
【⑥妊娠と出産】
妊娠および出産の過程で、腹部の筋肉や組織に過度の圧力がかかり、内臓下垂のリスクが高まります。
【⑦猫背や反り腰】
猫背など姿勢が悪くなると、自然と内臓を押し下げてしまいます。そして反り腰の場合、反り腰になると背中や腰の筋肉が緊張し、逆にお腹側の筋肉が緩みやすくなり、内臓を支える力が弱くなり内臓下垂の原因となります。
【⑧呼吸が浅い】
呼吸が浅い方は、体幹を支える筋肉でもあり、呼吸を司る横隔膜をしっかり使えいない為に、腹部全体のインナーマッスルが働きにくくなりす。そして、腹圧がしっかりかからず内臓が下がりやすくなってしまいます。
【⑨早食いや大食いの人】
早食いや大食いすると、消化に時間がかかり胃に負担がかかるだけでなく、胃の中に食べ物が長い時間残ってしまう為、胃が重くなり下がってしまう原因となります。
その他
暴飲暴食、過労、不安、ストレスなどが引き金になって胃の働きが弱り症状が現れやすくなります。体型とも関係があり、一般に女性に多く見られます。胃下垂になると食べたものが胃の中に正常より長くたまった状態になり、消化に負担がかかります。
☑下腹がポッコリ出ていてパンと張ってる
☑食後に下腹がぽっこりと出る
☑頻尿または尿もれがある
☑痩せているのに下腹は出ている
☑頻尿または尿もれがある
☑食後にげっぷが出やすい
①猫背や反り腰にならないように姿勢に気をつける
②早食いや大食い、消化の悪いものはやめる(良く噛んで食べないと消化に時間がかかり胃に負担がかかるだけでなく、胃の中に食べ物が長い時間残ってしまう為、胃が重くなり下がってしまう原因となります。)
③よく噛んで食べる。
④インナーマッスルを鍛えて内臓正しい位置にしていく。
インナーマッスルは一般的な腹筋運動では鍛えることはできないのです。
一般的な腹筋運動で鍛えるのは表面の筋肉(アウターマッスル)の為、こちらを鍛えても内臓を支えたり、内臓下垂を改善することは残念ながらできないのです。
(腹部のインナーマッスルとは内臓を部分を囲んでいる筋肉である腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋郡になります。)
(内臓下垂ポッコリお腹解消30秒ドローインの方法)
1.背筋を伸ばしてまっすぐ立つ。この時、胸も張って肩甲骨を背骨に近づけるように意識する。
2.鼻から息を吸ってお腹を膨らませるようにする。(※腹式呼吸の要領で)吸っている際に骨盤底筋(座骨と恥骨の間の膣や肛門近辺)がキュッと引き締めて吸い上げるイメージで行います。
3.口から息を吐く際にお腹が凹むようにする。(お腹と背中がくっつくくらい息を吐くようにする)
4.凹ませた状態で30秒キープする。この時は普通の呼吸はしていても大丈夫です。そして、骨盤底筋(座骨と恥骨の間の膣や肛門近辺)はキュッと引き締めて吸い上げるイメージのままで行うようにして下さい。
1セット3回、空いてる時間にできるだけするようにして下さい
※AMH(抗ミュラー管ホンモン)の検査・・・卵子がどれくらい残っているかを示す検査
AMHは発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンでどのくらい卵子が残っているかを知る為の検査です。
AMHの年齢別推移は年齢が上がるにつれてAMHの値も全体的には下がってきますが、20代でも低い人もいますし、40代でも20代の平均値より高い方もいるのです。それだけAMHの値には個人差があるということになります。
それでも年齢が高くなるとAMHは低くなる傾向はあります。それ以外にAMHが低くなる原因としては、喫煙や遺伝的なもの、自己免疫疾患、卵巣腫瘍、子宮内膜症などで卵管や卵巣を摘出やがん治療により放射線や化学療法などで卵巣にダメージを与えてしまうようなことなどがあります。
AMHの値が低いというのは、イコール妊娠しないという事ではないですが、値が低いと卵胞の数が少ない卵巣機能が低下してきて、閉経がその分近いという可能性はあるということにはなります。
コレステロールは妊娠体質を作る?!
AMHの値が高い人はコレステロール値も高い❓!
コレステロール値が高い人ほどAMHが高いという結果がでているのも事実のようです。逆を言えばコレステロール値が低い人はAMHが低いということ傾向にあります。
コレステロールというと成人病、動脈硬化、高血圧など悪者のイメージですが・・・
※実はコレステロールは妊娠体質を作るうえで欠かせない栄養素であるのは、今や常識となっています。
コレステロールは女性ホルモン・男性ホンモンの大切な材料です。その為、コレステロールが減ると性ホルモンも減るということなのです!!ホルモンの材料不足してしまうと月経不順や排卵などに影響して結果、妊娠しづらくなってしまうことにもつながってしまいます。
コレステロールとはタンパク質と脂肪が結合したものなのです。血液中のコレステロールはタンパク質を材料に肝臓で約80%生成されています。肝臓で作られるコレステロールは体内のコレステロール量によって調整されます。その為、普通に摂取する分にはコレステロールの値は高くならないようになっています。
現在、コレステロールの値が気になるばかりに低コレステロールの食事をとる傾向にあります。
コレステロールが低くなると、妊娠体質の低下につながりますので少し意識して摂るようにして下さい!!
(食事摂取基準コレステロールは200mg/日未満にとどめるのが望ましいとされています。卵1個50gに含まれるコレステロールは約210mgですが1日2個程度でしたら問題ないと言われております。)
【※注意】
過剰にコレステロールを摂取すると体にコレステロールが蓄積してしまうということもありますのでご注意して下さい。しかし、極端にコレステロールを摂取しないようにしてしまうと、不妊はもちろん、免疫力の低下、血管障害などの原因にもなります。
【コレステロールを多く含む食品】
卵、鳥豚レバー、ウナギ、しらす、タコ、すじこ、いくらなど
ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンがまとめてビタミンB群になります。このなかでも妊娠にとても重要な栄養素はビタミンB6、ビタミンB12、ビオチン、葉酸になります。しかし、これらのビタミンは単体でとってしまうとせっかく摂取しても上手く働かないので、単体で摂るのではなく多くの種類を複合的に摂取した方が体の中でお互い協力しあうので効率的によく働きます。
【ビタミンB群】
ビタミンB群はタンパク質、糖質、脂質からエネルギーを作る際の代謝にはなくてはならない栄養素になります。その為不足すると、疲れやすい、疲れがとれない、肩こり、イライラする、不眠などの原因にもなってしまいます。
【ビタミンB6】
ビタミンB6はつわりの予防に効果的でつわりを軽くしてくれる作用があると言われております。つわりが出てからではなくつわりの出る前から予防の為に摂取しておくと、つわりが軽くすることができますの覚えておいて頂けますと良いと思います。神経伝達物質の材料でもあるので、不足するとイライラしたり精神的な面にも影響してしまいます。そのため授乳中にしっかり摂取しておくと、赤ちゃんの落ち着いてきて良く眠れて夜泣きがなくなるということもあるようです。
【ビタミンB1】
ビタミンB1も、つわりに関係していてつわりがひどくでてしまった時に摂取するとよいとさせれております。
【葉酸】
赤ちゃんの脳の発達や、神経を作る働きがあります。その為赤ちゃんの脳が作られる際に葉酸が不足していると脳神経の発達に影響してしまうということです。
脳神経は妊娠の初期6週目くらいにはできてしまうということなので、妊娠したとわかった時にはすでに摂取していない遅いということになりますので妊娠前から意識してしっかり、摂取しておくとよいでしょう!!
【ビタミンB12】
ビタミンB12は葉酸を活性化する働きがあります。葉酸をとる際はビタミンB12も必ず一緒にとるようにしてください。
(ビタミンB群が多く含む食材)
牛レバー、豚レバー、豚肉赤身、ウナギ、マグロ、カツオ、サンマ、サバ、マダイ、紅鮭、たらこ、ブリなど
(葉酸を多く含む食材)
牛レバー、豚レバー、鶏レバー、菜の花、ほうれん草、春菊、枝豆、小松菜、ブロッコリー、イチゴなど、
(ビタミンB12)
牛レバー、豚レバー、鶏レバー、アサリ、赤貝、サンマ、イワシなど
妊活を始めた女性にとってとても大切な栄養素がビタミンDです。
ビタミンDは免疫をあげてくれる働きがあリます。ビタミンDが不足すると感染症、インフルエンザや風邪ににかかりやすくなってしまう他アトピー性皮膚炎や花粉症にもなりやすいということです。
そして、妊娠に関してもとても重要な関係があることがわかっています。
①40歳以上の女性では血中のビタミンD濃度が高い女性ほどAMH(卵巣予備能)が高いことがわかっています。
②体内のビタミンDの濃度が高い女性ほど体外受精の妊娠率が高いということです。
③ 体内のビタミンDの濃度が高いほど3回以上流産をしている習慣流産の確率が低下するということです。
④子宮内膜の環境を整える
⑤多嚢胞卵巣症候群の女性はビタミンDが不足している傾向があり、ビタミンD濃度が上がってすると排卵率が改善されるということです。
⑥卵胞の成長を促す
【ビタミンDを多く含む】
あん肝、しらす干し、イクラ、干ししいたけ、紅サケ、ウナギ、イワシ、さんま、まあじ、キクラゲ、干ししいたけ、マイタケ、エリンギなど
コレステロールは妊娠体質そして精子の質を上げるのに作るのに大切な栄養素です。
コレステロールと聞くと油、太る、成人病など悪いイメージを思い浮かべてしまいますがそうではないようです。それはコレステロールは女性ホンモンと男性ホルモンや細胞膜を作る大切な材料となっているからです。
コレステロールが不足するとその分性ホルモンの作られる量も減少してしまいます。減少してしまうと生理不順はもちろんですが、卵胞の成長や排卵、子宮内膜の厚さなどにも影響してきてしまうので、結果的に不妊体質につながってしまうということになります。
コレステロールはタンパク質と脂肪が結合してできたものです。その為、タンパク質もしっかり摂りましょう!!
【コレステロールを多く含む食品】
卵、うなぎ、鳥レバー、豚レバー、あん肝、さきイカ、たらこ、
※毎日、朝晩1個ずつ1日卵は2個くらい食べて頂くと良いと思います。
卵・・・
体の土台となる基本の栄養素となるのがタンパク質です。そのため妊娠体質をつくるのに重要な栄養素ということになります。
タンパク質は骨や筋肉、皮膚、内臓、髪の毛など身体のいたるところの材料になっているのはもちろん、精子や卵胞・卵子も子宮内膜もタンパク質でできています。その他酵素、ホルモン、血中の酸素を運ぶヘモグロビン,もちろん幸せホルモンのセロトニンやメラトニンの原料になっているトリプトファンもタンパク質でできています。
タンパク質をしっかり摂ることは、卵胞・卵子の質の向上、子宮内膜の厚さの精子の質に上げる,女性ホルモンの生成に大きく影響します。
タンパク質不足は卵子や精子の質を下げてしまうだけでなく、肌の潤いがなくなる、骨や歯が弱くなる、貧血、内臓機能の低下、感染症にかかりやすくなる、筋肉の減少などにも繋がってしまいます。
タンパク質は常に消費されていますので、毎日3食朝昼晩でこまめに食べるようにして下さい。
1日に摂取するタンパク質の目安としては妊活中の方は体重1キロ当たりの1~1.5gなので体重50㎏なら50~75g、運動をしている人や妊婦さんは体重1キロ当たりの1.5~2g・・・・50㎏なら75~100g必要になるということになります。生卵を例にすると、卵1個に含まれるタンパク質の量は約6gになりますので、妊活中の方50キロの方はは約8~12個、納豆1パックにタンパク質約7gなのでで7~11パック必要になりますので、通常の食事なのでは難しい場合はプロテインなどで足りない分を補うと良いと思います。
【タンパク質の多い食品】
肉類・・・鶏のささみ、鶏むね肉(皮なし)、鶏もも(皮なし)豚ロース、豚ばら、牛ロース、牛ばら、卵など
魚介類・・・いわし、さんま、さけ、まぐろ、ぶり、あさりなど
大豆製品・・・木綿豆腐、絹ごし豆腐、厚揚げ、がんもどき、豆乳、きな粉など
野菜類・・カボチャ、ほうれん草、小松菜、もやし、ブロッコリーなど
穀類・芋類・・・オートミール、玄米、ベーグル、さつまいも、長いもなど
乳製品・・・カマンベールチーズ、カッテージチーズ、ヨーグルト、牛乳
ビタミンEはアンチエイジングはもちろん妊娠にも欠かせないビタミンで『妊娠ビタミン』とも言われているビタミンです。
ビタミンEの作用としては、①血流改善②抗酸化作用の他に排卵の促進、ホルモン調整、生理周期のバランスを整えるなどがあります。
【①血流改善作用】
年齢と共に卵胞に行く血管が細くなってきてしまう為に卵胞への充分な血液が行かなくなってしまうと卵子に栄養が行きずらくなってしまいうと卵子の質が下がってしまう原因になってしまいます
その為ビタミンEは血流を改善して栄養を運んでくれますので、その点から卵子への血流を改善し卵子の質の向上と老化を予防するのことが期待できます。
【②抗酸化作用】
酸化とは過剰に増えた活性酸素によって細胞が酸化『サビ』てしまうことです。『サビ』は身体の至るところ、肌、内臓、脳、血管はもちろん卵子にも及びます。活性酸素が増えることは卵子の老化につながってしまいます。【活性酸素を増やしてしまうこと】①過度な肉体労働②激しい運動③過度な精神的ストレス④喫煙⑤紫外線⑥飲酒⑦食品添加物⑧酸化した油⑨排気ガスなどで身体のサビは進んでしまいます。そこで細胞の酸化、卵子の酸化サビを防いでくれるのがビタミンEなのです!!
【ビタミンEを多く含む食品】
アーモンド、カシューナッツ、アボガド、カボチャ、さつまいも、ほうれん草、ハマチ、サバ、うなぎなど
ちなみに私はサツマイモを蒸して毎日食べております!!
普段の食事で毎日こまめに摂るようにしてください。取りずらい場合はサプリメントなどを併用することをオススメ致します!!
妊娠後、鉄不足のまま妊娠すると 胎児にも大きく影響してしまうからです。早産・発育不足・低体重・未熟児の可能性はもちろんですが、鉄不足は産後うつなどの精神疾患の原因とも言われています!
神経細胞の形成には鉄が不可欠な為に鉄などの栄養素不足は神経障害などが起こる可能性があります。お子さんの精神疾患などが起こるのは鉄などの栄養素不足などの科学的ことが原因であるとも言われています。もちろん鉄だけでなくタンパク質やビタミン類をバランス良く摂ることがとても大切になってきます。
【鉄の吸収率について】
問題は鉄は吸収率が非常に悪いということです!!
鉄の種類は『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』があります。
特に『非ヘム鉄』ほうれん草、ひじき、小松菜などの 植物に含まれる鉄分はとても吸収率が悪いのです!!吸収率は2〜5%
これに対して『ヘム鉄』肉の赤みやレバーやお魚などの動物性食品の方の吸収率は、『非ヘム鉄』の約5・6倍あります。吸収率10〜20%です。
そのため、鉄を摂る際は『ヘム鉄』肉の赤みやレバー、お魚なども意識して食べるようにして下さい。
【※食事の際の注意】
鉄の吸収を阻害してしまうものとして緑茶や紅茶、ウーロン茶、コーヒーなどに含まれる“タンニン”は食事の際は避けるように、そして、おから・ごぼう・小麦ふすま・玄米・大豆などに含まれる不溶性食物繊維をとると、鉄が一緒に排出されてしまうので食べ過ぎには注意して下さい。
オメガ3脂肪酸は妊活にとってとても大切な、●細胞膜を柔らかく良い状態する●体内の炎症を抑える●細胞膜やホルモンを作る材料などをしてくれる働きがあります。
【オメガ3脂肪酸とは】
体内で作ることができない必須脂肪酸の一つです。オメガ3脂肪酸にはα-リノレン酸があり、体内で代謝さされてDHA(ドコサヘキサエンサ酸)EPA(エイコサペンタエン酸)となります。ちなみにオメガ6(リノール酸)も必須脂肪酸になります。
【オメガ3脂肪酸の働きとは】
①細胞膜を柔らかく良い状態する ②体内の炎症を抑える ③腸内の免疫を改善する ④脳の発達、脳機能の維持⑤アレルギーの抑制⑥動脈硬化の抑制⑦細胞膜やホルモンを作る材料⑧免疫力アップなどがあげられます。
(①細胞膜を柔らかくする)
細胞は細胞膜に覆われているために、栄養素は必ず細胞膜を通って細胞内に栄養が入っていきます。細胞膜を柔らかく良い状態でないと栄養が細胞内にしっかり入っていかなくなり、その結果、細胞内でエネルギーがしっかり産生できなくなります。細胞膜は主にオメガ3、オメガ6の脂肪酸から合成されるリン脂質という脂の層とタンパク質とコレステロールはできています。その為、細胞膜を柔らかく良い状態に導いていくにはオメガ3やオメガ6がとても重要になってきます。オメガ3とオメガ6は1対4くらいの比率で摂るのが望ましいとされていますが、現代の食生活ではオメガ6系の食品は自然と多く摂取していて、オメガ3が圧倒的に不足していますのでオメガ3を多く含む食品を意識て摂るようにして下さい
細胞膜を柔らかく良い状態→栄養が細胞内にしっかり入って行く→細胞内でエネルギーがしっかり産生できる→卵子の質の向上につながってくる
(②体内の炎症を抑える)
体内に炎症を起こすことは、子宮内膜炎症の原因にもなり着床のしずらくなることにもつながってきてしまいます。そして、体内の炎症は、老化の原因、そして卵子の質低下にもなります。その為炎症を抑えることは妊活力を上げる上でも重要になります。
※オメガ3は炎症を抑制する作用がありますが、オメガ6は炎症を誘発する作用がありますので摂り過ぎには注意してください。オメガ6が炎症を誘発する理由としては、白血球の働きを活性化して細菌や病原体を攻撃しますので炎症が起きるということです。しかし白血球数も過剰に増えると、細菌以外に血管や細胞を攻撃してしまい悪影響を起こしてしまいアレルギー性皮膚炎、花粉症などを引き起こしたり、動脈硬化をも引き起こす可能性もあります。ちなみにオメガ6は白血球の働きを抑制する作用があります。
【オメガ3(アルファリノレン酸)が含まれる食材】
魚:イワシ、サバ、アジ、サンマなどの青魚
アマニ油・えごま油・チアシード
・くるみ・アーモンド・カシューナッツ等
※注意としてオメガ3は酸化しやすいために、加熱調理には向いていないので、生で使用し冷蔵保存して早めに使い切りましょう。しか、、焼き魚程度は問題ないと言われておりますが、焼き魚を毎日食べることは控えましょう。
【オメガ6(リノール酸)が含まれる食材】こちらは摂り過ぎには注意というよりは控えた方が良いと思います。
紅花油・大豆油・コーン油・ひまわり油・とうもろこし油・米油などのサラダ油やキャノーラ油(菜種油)、ごま油などお菓子、パン、マヨネーズ、カップめん、加工食品やファーストフードなどに含まれています。
(オメガ6の特徴)
・血液の粘度が上がる・アレルギーを誘発する・体内の炎症を促進する・ホルモンや細胞膜の材料となる
おまけとして
【オメガ9(オレイン酸)とは】
オリーブオイル、椿油、アボガドオイルなどになります。加熱しても酸化しずいらいので、揚げ物などを際は
オメガ6のオリーブオイルをオススメ致します。
(オメガ9の働き)
①動脈硬化、心疾患、高血圧の予防改善 ②悪玉コレステロールの値を下げる ③血糖値の調整 ④胃酸過多や胃潰瘍の予防などがあります
【亜鉛】
亜鉛は別名『セックスミネラル』とも呼ばれていて、人間に必要な必須ミネラルの一つになりとても大切です。女性ホルモンの作用を高める働きやインスリンの分泌調節、鉄と同様に粘膜を作る材料となりますので、受精卵が着床しやすい、ふかふかなベットをつくる働きがあります。その他にも細胞分裂を促す働きがある為、胎児の成長に影響します。
男性側の場合は、精子形成や前立腺の働き、精子の運動と活性化にかかわっています。
皮膚や粘膜の材料、細胞の生成やたんぱく質の合成、成長や性腺発達、精神安定、免疫力向上、老化予防、活性酸素の無毒化などの働きがあります。
(亜鉛を多く含む食べ物)
①牡蠣やアサリのような貝類は亜鉛以外にもオメガ3・セレンも多く含んでいます。
※特に牡蠣が亜鉛を多く含んでいます。更にタンパク質も多く含んでいます。さらに抗酸化作用もあります。
②青魚(アジ、サバ、イワシ、サンマなど)は亜鉛以外にもビタミンD、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。
③レバー ④マカ ⑤豚肉 ⑥卵 ⑦カカオパウダーなど
【①酸化から身体を守る】
身体を酸化してしまうもの。活性酸素が過剰に溜まってしまうと身体を酸化(サビ )させてしまいます。もちろん老化してしまういうことです。とくに酸化はエネルギーを作ってくれるミトコンドリアをサビさせてしまうと言われていてミトコンドリアが酸化するとエネルギーができずらくなってしまいます。エネルギーがないと卵胞の成長、排卵、精子の産生が上手く出来なくなってきます。
【②炎症を起こさないようにする】
食べ物の中には身体の中に炎症を起こさせてしまうものがあります。炎症は老化の原因になるのはもちろんですが、妊娠を妨げてしまう原因にもなっています。もちろん子宮内膜も炎症を起こしてしまうので、受精卵の着床の妨げにもなります。
【③急激な血糖値の上昇】
急激な血糖値の上昇は、インスリンの分泌を高めてしまいので脂肪を身体に蓄えてしまうだけでなく、ホルモンバランスも崩れてしまいます。
体を酸化から防ぐことが妊娠できる身体作りにはとても重要です。
なぜ酸化すると良くないのか?①②
【①酸化は老化の原因の一つ】
過剰に増えた活性酸素によって細胞が酸化『サビ』てしまうことです。
活性酸素が過剰に増えると細胞が酸化『サビ』てしまうことことで以下のようなことが体に中で起こります
①細胞が傷つけられる ②細胞の老化が進んでしまう ③色々な病気になりやすくなる ④シミやしわが増える
【②エネルギー工場『ミトコンドリア』も酸化】
ミトコンドリアが酸化『サビ』ることによってエネルギーの産生が低下して、それによって卵胞の成長が悪くなってしまい卵子の質も低下してしまいます。
【活性酸素を増やしてしまうこと】
①過度な肉体労働 ②激しい運動 ③過度な精神的ストレス ④喫煙 ⑤紫外線 ⑥飲酒 ⑦食品添加物
⑧酸化した油⑨排気ガスなど
※過剰に増えて活性酸素から体を守る為に抗酸化作用のある食材を積極的にとっていきましょう!!
【抗酸化作用のある食材とは】
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類(アントシアニン・カテキン・カカオポリフェノール・ルチン・クルクミン・ショウガオール・レスベラトロール・フェルラ酸など)、ビタミンA、ミネラル類やカロテノイド(アスタキサンチン・ベータカロテン・リコピン)などがあります。
(※アスタキサンチンはビタミンCの600倍の抗酸化作用がある物質と言われております。)
具体的には
葉物野菜(ほうれん草.小松菜、レタス、キャベツなど)緑黄色野菜:ピーマン、ほんれん草
にんじん、ブロッコリー
フルーツ:りんご、みかん、レモン、アセロラ、イチゴ、オレンジ、グレープなど
ナッツ類:アーモンド、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ.松の実
ポリフェノール:ブルーベリー、オレンジ、グレープフルーツ、玉ねぎ、豆類 、赤ブドウ、ココアパウダー、生姜(※カテキンは緑茶や紅茶に含まれておりますが。カフェインも含んでいる為妊活中の方はお控えして下さい)
アスタキサンチン(天然の赤い色素):えびやかにの甲殻類、タイや鮭などの魚類
※毎日、果物、特に日本で取れる旬の果物を取るようにして下さい
現在、食事だけでは抗酸化作用のある食材を充分にとるのは難しい為、サプリメントで足りない分は補充するするように心がけて下さい
体内で炎症起きる大きな原因として、●急激に血糖値の上昇による『糖化』と●油(オメガ6脂肪酸・トランス脂肪酸)があります。
急激に血糖値の上昇による『糖化』については『③の急激な血糖値の上昇』「について説明させて頂いておりますのでご参照ください。
炎症が体内で起こると、細胞の老化、もちろん卵子の老化や質の低下や色々な病気の原因ともなってしまいます。
●油(オメガ6脂肪酸・トランス脂肪酸)について
オメガ6脂肪酸は日常の食事や食べもので摂りすぎてしまっている油です。意識して控えた方が良いと思います。
(オメガ6の特徴)
・体内の炎症を促進するため、摂りすぎや毎日摂ることによって慢性炎症の原因となる・血液の粘度が上がる・アレルギーを誘発する・ホルモンや細胞膜の材料となる
(オメガ6を多く含む食材)
紅花油・大豆・コーン油・ひまわり油・とうもろこし油・米油などのサラダ油やキャノーラ油(菜種油)、ごま油などの植物油(常温で液体状)、お菓子、パン、マヨネーズ、カップめん、加工食品やファーストフードなどに含まれています。
※食品のパッケージの裏の表示に良く記載してある、植物性油脂とは植物油を原料として加工されたトランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング・ファストプレッドなど)は常温で固体状の油になります。
※このように常温で液体状のものを植物油、常温で固体状の油を植物性油脂と区別して呼ぶ場合があります。
急激に血糖値の上昇すると『糖化』『ホルモンバランスの乱れ』『炎症反応』など様々のことが体内でおこります。
【血糖値を上昇してしまうこと】
①早食い
②食べ過ぎ
③ダラダラ食べる
④食事の時間が遅い
⑤パンや麺類、お菓子などの小麦粉食品や白米、甘いものなどの炭水化物などの糖質の摂取
⑥白砂糖を摂取する
①『糖化』とは
酸化は『体のサビ』に対して糖化は「体のコゲ」とも呼ばれています。『糖化』は老化を促進する原因の一つとされています。
『糖化』とは、摂取して余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、タンパク質を変性・劣化させAGE(終末糖化産物)となります。そのAGEの蓄積により細胞が老化してしまう現象のことを言います。
AGEが蓄積している方ほど、体外受精や顕微受精の成績が悪いという報告もあります。それだけ卵胞の発育や受精卵の発育に影響を及ぼしてしまうと言うことになります。
糖化はそれだけ、卵巣、卵子の老化のスピードを早める原因となってしまっているということになります。
②『女性ホンモンのバランス』が乱れる
血糖値が急激に上昇するとインスリンが過度に分泌して、体がその作用に傾いてしまう為に、女性ホルモンの分泌する反応が悪くなる為にホルモンバランスが乱れる原因となります。女性ホルモンバランスが乱れと卵胞の発育はもちろん、排卵や子宮内膜の厚さにも影響します!!
【③炎症反応】
白い砂糖はブドウ糖と果糖の2つの分子を化学薬品により人工的にくっつけて精製した化学食品です。糖は単体の分子の形になるまで分解されて体内で吸収されます。しかし、白い砂糖はブドウ糖と果糖がくっついてできた2糖類で強力にくっついている為になかなか分解されにくい為、腸内や血管を傷つけてしまい腸や血管の炎症を起こしてしまいます。腸内や血管の炎症は体内を巡ってしまう為、体内にも炎症を起こし、そして、子宮内膜にも炎症を起こしてしまうと受精卵が着床しずらくなってしまう原因になってしまいます。
血糖値は食後約1時間がぐらいがピークになります。血糖値の値が高くなればなるほど糖化は起こります!!卵子の老化を防ぐには急激な血糖値の上昇を抑えて糖化を予防する抑えることがとでも重要です
【血糖値の上昇を抑えるには】
① 白砂糖や甘いものは避ける
② 精製された炭水化物特に
パン・うどん・ラーメンなどの炭水化物を控える
③食事の際に野菜や海藻類、豆類、きのこ類などの食物繊維を先に食べる
④味噌汁など発酵食品を毎日食べる
⑤マイタケなどのキノコ類を食べる
⑦早食いをしないようにする
⑧良く噛んで食べる
⑨ダラダラ食べないようにする
それはは皆さんもご存知のピロリ菌です。ピロリ菌とは人の胃の中で生息し悪さをしてしまう細菌のことです。
胃は胃の中に入ってきた食べ物を貯めておく働きと食べ物を消化して、体内で吸収できる大きさまで分解していく働きがあります。そして、消化したものを腸に送り出す働きがあります。消化させたものが主に小腸で吸収されます。胃の中でしっかり消化できないと腸での吸収もうまくできないので、せっかく摂取した栄養が吸収できないということになってしまいます。
ピロリ菌が胃の中にいるとせっかく摂取した食べものがしっかり消化できなくなってしまいます。
その他にも、ピロリの感染は、胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの発生に繋がることが報告されています。
このようにピロリ菌が胃の中にいると食べ物ご消化と吸収が上手くできなくなってしまうため、栄養が体に行き届きずらくなってしまうのでもちろん卵子にも栄養がしっかりいかなくてなってしまうということになってしまいます。
どんなに良い栄養を取り入れても、それが消化•吸収がしっかりできる腸が元気でないと意味がなくなってしまいます、その為腸内環境を良くすることが基本となってきます。腸内細菌はビタミンやホルモン、幸せ物質と言われるセロトニン、ドーパミンの合成、そして免疫細胞の活性化などもしてくれています。
腸内環境が悪くなると良い栄養を取り入れても、消化•吸収が出来なくなってしまうだけでなく、便秘や下痢になったり免疫力の低下して風邪を引きやすくなったりアレルギー症状を引き起こしたり、大きな病気を発症したりすることもあります。
妊娠体質を作る上でも腸内環境が整えることかとても大切になってきます
【腸内環境を整えるには】
①腸内細菌のなかの善玉菌を含んだ食品をとること、②善玉菌のエサになる食物繊維を多く含んだ食材をとることによって善玉菌が増やしていくことが大切になってきます。
腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、そのどちらでもない日和見菌にの3つに分けられます。お互いに関係し合い、バランスをとりながら働いています。
『①腸内細菌のなかの善玉菌を含んだ食品をとる】
『善玉菌』の代表的なものが乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌です。乳酸菌を含む食品としてチーズやヨーグルトなどの乳製品、納豆、漬物、味噌、醤油などの発酵食品があります。
【②善玉菌のエサになる食物繊維を多く含んだ食材をとる】
食物繊維は、穀類やわかめなどの海藻類や果物類、野菜類、豆類に多く含まれています。食物繊維を含む食品として穀類(さつまいも、里芋など)野菜類(おくら、ごぼう、ネギ、生姜、シイタケ、インゲン豆など)海藻類(昆布、わかめなど)豆類(大豆、納豆、おからなど)や果実類(アーモンド、プルーン、クルミ)などがあります。
腸内環境を整えるために乳酸菌を多く含む食品と食物繊維を含む食品を意識して積極的に取り入れましょう。
月経のある女性の約20%の方がは貧血と言われていて、特に多いのが鉄分不足による『鉄欠乏性貧血』です。主な原因としては月経によって毎月約30mgも鉄分が失われてしまうことにあります。
貧血の診断規準でもある『ヘモグロビン値』は正常範囲の場合でも、貯蔵鉄(フェリチン)が不足している『かくれ貧血』はかなり多いとされています。20才〜49歳までの閉経前の女性では約70%の人がフェリチン30n g/ml未満とされていて、これは『重度のかくれ貧血』ということになります。当院に来院される患者様のほとんどの方がフェリチン30n g/ml未満です。そのなかでも10n g/m l未満というかたも多いです。これは、かなりの鉄分の枯渇状態ということになります。
食品に含ませる鉄分には『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』の2種類があります。肉や魚などに含まれているのが『ヘム鉄』で野菜や穀類、海藻類などに含まれる『非ヘム鉄』があります。
ヘム鉄は鉄原子に有機化合物が結びついていて溶けやすいというのが特徴の為に人体への吸収率が約20%前後なっています。一方の非ヘム鉄の吸収率は5%以下となっています。
このことからわかるように、同じ量の鉄分を、摂取した場合野菜を食べるよりお肉やお魚で食べた方が4倍〜5倍鉄分が吸収されるということになります。
お肉と魚はタンパク質の塊です。子宮内膜を厚みを高めるのに必要なタンパク質と鉄を両方を一緒に取ることができるので、毎日赤身のお肉やお魚、貝類などを積極的に食べるようにしていきましょう。かといって野菜や海藻類なども抗酸化作用のあるものも食べることも大切ですのでバランスよくとるようにして下さい。
【ヘム鉄が多い食品】
鷄レバー、豚レバー、牛レバー、牛肉赤み、砂肝、カツオ、マグロの赤み、赤貝などあります。
【非ヘム鉄が多い食品】
レンズ豆、納豆、枝豆、ほうれん草、水菜、小松菜、ひじき
【ヘム鉄と非ヘム鉄が両方多く含まれる食品】
あさりやしじみなどの貝類
しかし、日ごろの食べ物などを気を付けていてもなかなか子宮内膜が厚くならずにお悩みの方が多くご来院されます。是非ご気軽にご相談下さい
卵子が元気になると受精しやすくなるのはもちろん、染色体の異常を減らすことにも関係します
染色体の異常は早期流産の原因とも言われております
卵子の質を上げるには①細胞膜を整えること②エネルギーを作れるようにすること③タンパク質をしっかりとる④精製された白い砂糖・精製された白い小麦粉を使っている食品と白米を控える⑤体を酸化から防ぐこと⑥炎症を防ぐ⑦血糖値の急激な上昇を防ぐ
卵子の質をあげることはそう簡単なことではありません、3ヶ月から6ヶ月続けることがとても大切ですので、地道に継続しましょう。
卵子の質を上げるにはまず細胞膜の状態を改善し、整えることがとても大切になってきます
細胞は細胞膜に覆われているために、栄養素(ブドウ糖・ケトン体)は細胞膜を通って細胞内入ってエネルギーが作られます。細胞膜を良い状態でないと栄養素が細胞内に入りずらくなってエネルギーがしっかり産生できなくなってしまいます
まず、細胞膜の状態を改善するには、以前お話させて頂いたように、トランス脂肪酸を摂取してしまうとその細胞膜の調整してくれるところがトランス脂肪酸に代用して使われてしまうことがあります。トランス脂肪酸は細胞膜を硬くしてしまう為に栄養素が細胞内に取り込みにくくなってしまいます。その為トランス脂肪酸を多く含む食材を絶対に取らないようにする
そして、細胞膜はリン脂質という脂の層でできていて、リン脂質の構成する要素としてオメガ3(DHA・EPA)になります。その為オメガ3を含む食材を積極的に取るようにしましょう。細胞膜の状態が改善してくるとブドウ糖・ケトン体が細胞内に入りやすくなってエネルギーがしっかり産生できるようになってきて、卵胞がしっかり育って卵子の質も良くなってきます。
【オメガ3が含まれる食材】
イワシやサバのような青魚、アマニ油・えごま油やくるみ・アーモンド・カシューナッツ等
※注意としてオメガ3は酸化しやすいために、加熱調理には向いていないので、生で使用し冷蔵保存して早めに使い切りましょう。しか、、焼き魚程度は問題ないと言われておりますが、焼き魚を毎日食べることは控えましょう。
卵子の質を上げるにはその②になりますが、それは細胞内のミトコンドリアの量を増やしてエネルギーがしっかり作れるようにすることが大切になってきます。
『ミトコンドリア』は細胞内のエネルギー工場です。
人が動いたりができるのは、もちろん生きていけるのはエネルギーがあるからです。そのエネルギーをつくっているのが、細胞内のミトコンドリアになります。人には約40兆個の細胞があります。その細胞の中にミトコンドリアが平均約300個~400個が存在し体重の約10%にもなります。特に卵胞の細胞の中にはミトコンドリアが一番多く存在しその数は約一万五千個にもなります。
身体の中で卵胞が脳よりミトコンドリアの数が多いのです!!
炭水化物・タンパク質・脂肪などを消化して得られたブドウ糖・アミノ酸・ケトン体はミトコンドリアで細胞内に取り込んだ酸素を使ってエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)を生産しています。
ミトコンドリアでエネルギーをしっかる作れるようになると①体が元気になって疲れづらくなるのはもちろんですが、妊活で重要なしっかり卵子がしっかり成長するようになって卵子の質が上がってきます。そして染色体の異常がおこりにくくなってきます。
ミトコンドリアを増やすには
①適度な運動
運動(有酸素運動)30分程度を行うことによってミトコンドリアの量を増やすことがで きます。筋トレで鍛えるよりも持続的な有酸素運動のほうがミトコンドリアを増やすことができます。 運動を全くしないと体はエネルギーを作らなく良いと認識してしまい、ミトコンドリアの量が減ってきてしまうのです。
②ファスティング
ファスティングなどの一定期間(最低16時間)固形物を摂取しないで空腹・飢餓状態を作ることによって消化器官を休めてあげることで脂肪や細胞代謝や毒素・老廃物の排出の方にエネルギーをシフトできるので細胞内もキレイになってミトコンドリアも活性化してきます。
③コエンザイムQ10の摂取
コエンザイムQ10の働きとして、一つは細胞内でのエネルギー生産を促す働きです。糖質や脂質をミトコンドリアで燃焼させてエネルギーに変えるのに必須の役割をしています。二つ目が体内で作られる唯一の脂溶性抗酸化物質であり、エネルギー産生される際に産生される活性酸素から酸化から細胞を守る作用です。
卵子の質を上げるには、体の細胞はもちろんミトコンドリアの酸化を防ぐことです。
酸化(サビ)させてしまう張本人は活性酸素です。活性酸素は、呼吸によって体内にとりこまれた酸素がエネルギーを作りだす過程でどうしてもできてしまいます。活性酸素は老化、がん、しわ、シミ、糖尿病、白内障、動脈硬化のなどの原因でもあります。活性酸素の特徴は強力な酸化(さび付き)ですが、ただその酸化は悪いことだけではなく体内に細菌やウイルスが侵入してくると酸化作用で殺菌・分解してくれるという生命維持に大切な役割もあります。通常、体は活性酸素の働きを弱めたりできる処理能力が備わっていますが処理できる以上の大量の活性酸素が発生してしまうと体内に残ってしまい細胞を酸化サビつかせてしまいます。
【活性酸素を増やしてしまうもの】
ストレス・飲酒・タバコ・過度な運動・食品添加物・紫外線・排気ガスなどがあります。
※活性酸素は細胞内のエネルギー工場でもあるミトコンドリアの歯車をサビつかせてエネルギーを産生が低下してしまいます。それによって卵胞の成長が悪くなってしまい卵子の質の低下にもなってしまいます。
この活性酸素による酸化から体を守ることを抗酸化と言います。抗酸化のある栄養素を積極的に摂取することによって体を酸化から防いでくれます。
【抗酸化作用のある栄養素】は、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類カロテノイドなどがあります。
【ビタミンCを含む食品】
緑黄色野菜のブロッコリー・赤黄色ピーマン・菜の花・キャベツなど、フルーツ(キウイフルーツ・アセロラ・オレンジ・グレープフルーツ・いちご・レモン・チェリーなど)
【ビタミンEを含む食品】
ナッツ類(アーモンド・ピーナッツ・カシューナッツなど)、豆類(ゴマ、大豆)、オリーブオイル、アボガド、ウナギ、カボチャ、卵、ほうれん草など
【ポリフェノール類を含む食品】
プルーン・りんご・ごぼう、ほうれん草、赤ワイン、コーヒー、緑茶など
※ワインはアルコールが入っていて、コーヒー・緑茶はカフェインを含んでいる為妊活中のかたにはオススメしません)
【ミネラル類を含む食品】
カルシウムを含む食品は海藻類(わかめ・のり・昆布など)、マグネシウムを含む食品はヨーグルト・プロセスチーズ・ナッツ類・納豆など、カリウムを含む食品は麦茶・昆布・切り干し大根など
【カロテノイド】
緑黄色野菜やフルーツの黄色、オレンジ、赤色の色素成分のもの。パプリカ、トマトなど
低糖質・高タンパクの食品をとりましょう!!
【糖質について】
低糖質と言っても糖質を全くとらないというのは不可能でもあり、それはやめた方がよいです。糖質といってもフルーツ、お芋や豆など穀物類や野菜も含まれてしまいますが、これらを全くとらないのはビタミンやミネラルなどの栄養素も摂らなくなってしまう為栄養不足になってしまいます。以前お話させて頂いた糖質といっても白砂糖のような栄養素などを含んでおらず急激に血糖値を上昇する糖質は取らないほうがよいのです。
急激な血糖値の上昇は、老化物質であるAGEsが作られる原因になります。AGEsとは食事で過剰に摂取した糖とタンパク質が結びつく事で体内に生成される老化物質のことです。AGEsの蓄積量を測ることでご自身の糖化度が判定できるということになります。
過度な糖質摂取は糖化度を上げてしまう原因になります。AGEsは全身のあらゆる場所に蓄積して老化を進行させてしまいます。AGEsは血管の老化(動脈硬化)や肌の老化(しみ・しわ・たるみ)、もちろん、卵胞の老化にも繋がります。
実際にAGEsが蓄積している方ほど、体外受精や顕微受精の成績が悪いということもわかってきています。AGEsが卵巣機能に影響を及ぼしてしまいます。
【血糖値が上がりやすい食品】
砂糖、食パン、白米、うどん、お餅、せんべい、じゃがいも、ニンジン、ドーナツなど
【血糖値が上がりにくい食品】
そば、パスタ、葉物野菜、サバ、キャベツ、シイタケ、玉ねぎ、リンゴ、ぶどう、玄米、さつまいも、
【タンパク質について】
日本人は欧米の方に比べると食生活の違いもあり、タンパク質の摂取量が少ないのです。
タンパク質は骨や筋肉、皮膚、内臓、髪の毛など身体の材料に使われています。その他のも内臓の粘膜を整えるのに大きく関与もちろん精子や卵胞・卵子も子宮内膜もタンパク質でできています。その他代謝を助ける酵素、血中の酸素を運ぶヘモグロビンもタンパク質でできています。
タンパク質をしっかり摂ることは、卵胞・卵子の質の向上、子宮内膜の厚さの精子の質に上げるのに大きく影響します。
【タンパク質の多い食品】
肉類・・・鶏のささみ、鶏むね肉(皮なし)、鶏もも(皮なし)豚ロース、豚ばら、牛ロース、牛ばら、卵など
魚介類・・・いわし、さんま、さけ、まぐろ、ぶり、あさりなど
大豆製品・・・木綿豆腐、絹ごし豆腐、厚揚げ、がんもどき、豆乳、きな粉など
野菜類・・カボチャ、ほうれん草、小松菜、もやし、ブロッコリーなど
穀類・芋類・・・オートミール、玄米、ベーグル、さつまいも、長いもなど
乳製品・・・カマンベールチーズ、カッテージチーズなど
タイミングで妊娠の確率を上げるには、できるのであれば、毎日または1~2日おきに夫婦生活を行うことです。しかし、夫婦ともに性欲もあって元気がある場合はできると思いますがなかなか厳しいと思います。通常の場合、仕事やら日常生活をしていると毎日又は定期的に夫婦生活を行うことははかなり難しいと思います。
【ベストタイミングとは】
タイミングで大事なことはいつが排卵日なのかを把握した上での話とういことにはなってきます。
排卵日がわかったら
極端に本当に一か月のうちに少ない回数(1回で)という場合は排卵日の2日前
一ヶ月2回~3回可能な場合は、排卵日の前日、2日前、4日前
もう少し回数が可能な場合は、排卵日の1週間前から毎日すればかなり妊娠率は上ります。
回数の多いほうがもちろん確率は上がります
このような感じでご自分たちでなるべく無理のない程度でタイミングを取れるのが一番良いと思います。
このように精子と卵子にはそれぞれ受精に適した期間があります。
なぜ排卵日の当日ではなくて、排卵日の前日や2日前、3日前、4日前が良いのか、そこで排卵日の特定方法と精子と卵子について少しお話しさせて頂きます。
【排卵日の特定方法について】
●基礎体温の測定
日々の基礎体温によって排卵日を予測することが可能ですが、確実な排卵日の特定するには確実性に少しかけてしまいますが、毎月測ることによってある程度は予測できます。
●エコー検査
病院にてエコーによって卵胞の大きさを計測して排卵予測を行います。ただし卵胞の大きさと排卵のタイミングには個人差があるようなので排卵日の予測に多少ずれがでてしまうこともあるようです。
●排卵検査薬
ドラッグストアでも簡単に買えて、自宅で気軽に検査して排卵日を知ることができます。通常、排卵検査薬についている説明書には薄い線が出た場合は陰性と書いており、薄い線だとタイミングではありませんとの記入がされていることがあります。LH(黄体形成ホルモン)が脳下垂体から放出されそれによって排卵が促されます。排卵検査薬は、このLHのホルモンが大量に放出された際に検査すると陽性反応がでます。陽性反応がでた際は、LHが検出されたということになりますので、排卵が当日又は翌日に起こるというしるしです。薄い線がでるのは陰性と書いておりますが陰性ということではなく排卵の2~3日前くらいの場合にも反応がでると言われております。
【精子と卵子の寿命について】
精子は射精してから3~5日間は女性の生殖器の中で行き続け受精可能と言われております。精子が一日で精巢でつくられる数は5千万から1億個で、毎日休むことなく作られています。その為何日も射精しないとたまってきてしまいます。貯めてから射精した方が精子が多いから良い精子ができてから三日(72時間)以上経過した奇形率や運動率が低いものが多いと言われていますので、貯めて決めて日だけ射精するのではなく、受精の確率をあげるには3日1回は射精しておくことをオススメ致します。精子に比べて卵子の寿命は1短くて12時間~24時間以内と言われており、その間が受精可能な時期となります。
精子の寿命が5日間で卵子よりはるかに寿命が長いということを考えても、排卵する前には精子が卵管内で待機しているのが状態が良いので、エコー検査や基礎体温。排卵検査薬で薄い線が出たタイミングが排卵の2~3日前などを判断してベストなタイミングは排卵日当日ではなくて、前日または2日前が良いタイミングということになります。
妊活中の方は、体に良い食べものやサプリメントを摂取しているが多いと思います。当院でも来院される患者様に聞くと多くの方は、妊活用のサプリメントなどを摂って足りない栄養素を補っています。しかし良いものを摂る前にまずは体にとって悪いもの、体の中に炎症を起こしてしまう食品を摂らないようにして、それから良いものを摂るようにすると良いと思います。
まず妊活中は控えて頂きたい食品は血糖値を急激に上げてしまう食べ物です。その食べ物は白い砂糖です。なぜ血液中の血糖値が急上昇するものは妊活にとって良くないのか?
その1『エネルギーの消費』
それは血液中の血糖値が急激に上がってしまうと、膵臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが過剰分泌されます。その際は、過剰にでたインスリンによって血糖値を急に下がると、今度は血糖値を上げる為に副腎皮質からアドレナリン・ノルアドレナリンというホルモンが分泌されます。このようにホルモンが過剰に分泌されるとエネルギーが多く消費されるので、女性卵胞の成長に使われるのエネルギーやがいかなくなってしまいます。結果、卵子の質が上がってこない原因にもなってしまいます。
その2『ホルモンバランスの乱れ』
インスリン・アドレナリンなどのホルモンをつくるのに栄養が消費してしまう為に、女性ホルモンを作る為のタンパク質とコレストロールも消費してしまうため、卵胞の成長を促す卵胞刺激ホルモンや子宮内膜の厚さを促すホルモンエストロゲンや排卵を促すホルモンLHの生成にも影響し、ホルモンバランスが崩れてしまい卵胞の成長や子宮内膜が厚くならない原因にもなってしまいます。
その3『炎症反応』
白い砂糖はブドウ糖と果糖の2つの分子を化学薬品により人工的にくっつけて精製した化学食品です。糖は単体の分子の形になるまで分解されて体内で吸収されます。しかし、白い砂糖はブドウ糖と果糖がくっついてできた2糖類で強力にくっついている為になかなか分解されにくい為、腸内や血管を傷つけてしまい腸や血管の炎症の原因にもなってしまいます。腸内や血管の炎症は体内を巡ってしまう為、体内に炎症を起こしてしまいます。子宮内膜が炎症を起こしてしまうと受精卵が着床しずらくなってしまいます。
(実際に私も砂糖が多く入った食品を食べると鼻炎がでてきて、鼻が腫れてしまい痛くなります。たまたま鼻は体の表面にあるので炎症が起きているのを実感できますが、これが体の中で起こればわからないので気がつかず結果、砂糖を摂ってしまうと思います)
その4『糖化』
酸化は『体のサビ』に対して糖化は「体のコゲ」とも呼ばれ、老化を促進する原因の一つです。『糖化』とは、摂取して余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、タンパク質を変性・劣化させAGE(終末糖化産物)となり、そのAGEの蓄積により細胞が老化してしまう現象のことを言います。AGEが蓄積している方ほど、体外受精や顕微受精の成績が悪いという報告もあります。それだけ卵胞の発育や受精卵の発育に影響を及ぼしてしまうと言うことです。
糖化はそれだけ、卵巣、卵子の老化のスピードを早める原因ということです。
ba妊活中に特に控えて頂きたい食品についてお話させて頂きます。それは皆さんもご存じのトランス脂肪酸です。
【トランス脂肪酸とは】
不飽和の植物油を工業的に操作して固形にしたもので、組成がプラスティックと似ていることから、『プラスティック食品』とも言われています。
(特徴)
●化学合成品なので腐らない●身体に機能を狂わせる・調整機能を低下してしまう●細胞膜を硬くしてしまい
栄養素の細胞内への取り込みを低下●腸内環境の悪化
(体や卵胞に及ぼす影響)
私たちの体の中には60兆個の細胞膜があります。そして細胞膜の構成する成分としてタンパク質、リン脂質、コレステロールがあります。このリン脂質の材料となるのが私たちの体に必須のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸です。この脂肪酸は栄養素が細胞内に取り込む際の調整をしてくれる役目をしています。
※注意オメガ6脂肪酸は日常の食事で放っておいても摂り過ぎていますので、意識して控えた方が良いと思います。
(オメガ6の特徴)
・血液の粘度が上がる・アレルギーを誘発する・体内の炎症を促進する(慢性炎症の原因)・ホルモンや細胞膜の材料となる
(オメガ6を多く含む食材)
紅花油・大豆・コーン油・ひまわり油・とうもろこし油・米油などのサラダ油やキャノーラ油(菜種油)、ごまなどお菓子、パン、マヨネーズ、カップめん、加工食品やファーストフードなどに含まれています。
おまけとして
しかし、トランス脂肪酸を摂取してしまうとその細胞膜の調整してくれるところがトランス脂肪酸に代用して使われてしまうことがあります。トランス脂肪酸は細胞膜を硬くしてしまう為に栄養素が細胞内に取り込みにくなってしまいます。
トランス脂肪酸は体の調整機能を低下してしまう脂肪酸なのです。
卵胞の細胞膜がトランス脂肪酸によって代用されてしまうと、栄養が細胞内に上手く取り込まれなくなってしまいエネルギーが上手く産生できなくなり卵胞成長や排卵に影、響してしまいます。
そして、更にトランス脂肪酸の摂取量が増えると、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や空腹時の中性脂肪の量が増え、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減る。
(トランス脂肪酸の含有食品)
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、ポップコーン、食用植物油、食用調合油、マヨネーズ、ファーストフード、スナック菓子、カップラーメン、 アイスクリーム、牛肉、バター、ラード、ケーキ、生クリーム、カレールー、ビスケットやクッキーやデニッシュ類等の菓子パン乳製品など
妊活中に特に控えて頂きたい食品、それは食品に入っている添加物です。
加工食品とは生野菜・生肉・生魚などの生鮮食品以外の水産練製品・肉加工ハム、ソーセージ・乳加工・調味料・お菓子類・冷凍食品・インスタント食品・レトルト食品・缶詰などやコンビニ弁当やおにぎりなどには食品です。
これらの加工食品には腐らないようにする保存料(安息香酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、ソルビン酸カリウムなど)、乳化剤、色を調整する着色料、綺麗にみえるようにする香料、人工甘味料などの添加物が入っているものがほとんどです。この添加物は食中毒を防ぐためのものであるために菌を殺す働き殺菌効果があるものが多いために、腸内細菌の善玉菌を殺してしまうために善玉菌が減ってしまいます。
善玉菌が減ってしまうと腸内環境が悪くなってしまいます。
酸化した油、いわゆる酸素と脂肪の分子が結びついた過酸化脂質について説明させて頂きます。
通常、揚げた油はどんな新しい油でも揚げた時点で急激に酸化し、酸化した油(過酸化脂質)になります。
過酸化脂質は毒性が強く、体内に取り込めれると、活性酸素が過剰に発生して周囲の細胞を酸化(サビ)させてします。活性酸素が細胞内に侵入すると核にあるDNAも傷つけてしまう原因にもなります。
(※活性酸素は体内に入ってきて細菌やウイルスなどを無害化するという良いことももちろんありますが過剰に増えると細胞を傷つけてしまう問題があります)
過酸化脂質を取り込んでいくと、活性酸素が増えるともともと体内にあった脂質も酸化して、さらに過酸化脂質がさらに増え、更に活性酸素が増えるという悪循環が進み体(細胞)が老化する原因となってしまいます。
(ちなみにこの過酸化脂質は加齢臭の原因と言われています)
過酸化脂質の代表的なもので、体にとって非常に悪いのは動物性のお肉の揚げ物になります。揚げた油はいわゆる酸化した油に、さらに動物性脂肪なので過酸化脂質の塊になります。
※他の油と比較してオリーブ オイルは酸化温度が高い為酸化しずらいのです。
オリーブオイルは他の油に比べて酸化する温度が高い240℃で酸化が始まるので揚げ物をするならば、オリーブオイルがオススメです。
【妊活中は特に外食やスーパーなどのお惣菜系などの揚げ物は控えて下さい】
先ほど説明させて頂いたように何故なら油は揚げた時点ですぐ酸化します。それが外食などではコストの関係もあり油は何回も使い回し、何日も同じ油を使いそして格安の油を使用しています。こうなるの油の酸化度合いは増加し過酸化脂質も増加してしまうのです。
【参考文献】
40歳からは食べてはいけない病気になるたべもの 発行:株式会社KADOKAWA
清涼飲料水のペットボトルには、多くの砂糖が含まれています。500mlのペットボトルには種類によりますが、だいたい角砂糖が10~15個分入っています。角砂糖を10〜15個を普通に摂るというのは大変ですが、ペットボトルで炭酸飲料になると普通に飲めてしまうのが怖いところですね!!
清涼飲料水の種類と砂糖の量
(炭酸飲料全般)
炭酸飲料に含まれる砂糖の量500mlに約40~65g。
角砂糖10~16個分
(コーラ)
コーラに含まれる砂糖の量は、500mlに約56.5g。
角砂糖約17個分
(カルピス)
カルピスに含まれる砂糖の量
500mlに約55.5g。
角砂糖約16個分
(スポーツドリンク)
スポーツドリンクに含まれる砂糖の量
500mlに約20~34g。
角砂糖5~8個分
(ミルクティー)
ミルクティーに含まれる砂糖の量
5500mlに約37.5g。
角砂糖11個分。
(果汁100%ジュース)
果汁100%ジュースでもストレート果汁100%もの以外には砂糖を加えて良いことが認められております。
その為500mlに約50~60g。角砂糖12~15個分が入っている場合があります
実は果汁100%ジュースでも、フルーツをそのままですと酸味や苦味があるために。甘さを出す為に濃縮還元ジュースの場合、砂糖が使われていることがあります。
加工食品には●酸化や腸内環境の悪化の原因となる食品添加物。そして●体内で炎症起きる大きな原因である油(オメガ6脂肪酸・トランス脂肪酸)を多く含んでいます 。
④食品添加物について 炎症については ページ内のこちらをご参照ください。
オメガ6(リノール酸)のことには何度か触れておりますが、こちらでも再度説明させて頂きます。オメガ3とオメガ6の脂肪酸は細胞膜を合成するには必須の食材になります。その他に細胞膜はタンパク質とコレステロールで作られています。
それならオメガ6は積極的に摂った方が良いと思いますよね!!
オメガ6の特徴としてはホルモンや細胞膜の材料となるという良い点もあるのですが、それ以外には血液の粘度が上がる・アレルギーを誘発する・体内の炎症を促進するという点があります。
現在の食生活、家庭や外食ではオメガ6系の油が多用されている為に摂りすぎているのです。
オメガ6は摂り過ぎているので、意識して家庭では控えた方が良いと思います。
【オメガ6を多く含む食材】
お紅花油・大豆油・コーン油・ひまわり油・とうもろこし油・米油などのサラダ油やキャノーラ油(菜種油)、ごま油などお菓子、パン、マヨネーズ、カップめん、加工食品やファーストフードなどに含まれています。
卵は婚活にとってとても大切な人タンパク質はもちろんですが多くの栄養素を含んでいます。
なぜ卵がオススメなのかというと卵のアミノ酸スコアは何と100なのです。
アミノ酸スコア100というのは人が必要とする、すべての必須アミノ酸が、必要とされる量を満たしている場合に、アミノ酸スコアは100ということになります
(※必須アミノ酸とは、たんぱく質を構成するアミノ酸のうち、人が体内で作ることができず、食事からの摂取が必要なアミノ酸のことを言います。)
卵1個(50g)にはタンパク質6.2g、炭水化物0.2g、脂質5.2g、脂質には必須脂肪酸のリノール酸が豊富に含まれています。
【卵の成分】
●蛋白質
●脂質
●炭水化物
●その他ビタミンA、ビタミンD、ビタミンD、ビタミンE.、ビタミンB2.ビタミンB12.ビタミンK、葉酸、パンテト酸、ビオチン、リン、鉄、卵黄コリン、カルシウムなど
このように
卵には沢山の栄養素が含まれています。
※一日2個は食べることをオススメ致します。
【卵を選ぶ際のポイントとしては】
①『平飼い』少しお値段は高くなってしまうかもしれませんが『平飼い』で飼育されていた鶏から産まれた卵を選ぶことをオススメ致します。通常、平飼い卵の場合平飼いと明記されています。
(平飼いとは『ゲージ飼い』と違い、地面で放し飼いの状態で飼育されている為に、鶏のストレスが少なく健康的に飼育されていて、食の安全性からも良いとされています。
『平飼い』と『ゲージ飼い』『では餌の面でもほとんどの場合で違いがあります。『ゲージ飼い』ではコスト削減のため遺伝子組み換えの穀物や病気にならないように抗生物質の入った餌などの可能性があり、人への体への負担などの指摘もあるようです。)
味噌はタンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、そして食物繊維が豊富で発酵することでアミノ酸やビタミン類が増えて酵母や乳酸菌なども含まれており腸内環境を整えてくれるということは皆さんご存知だと思いますが、それ以外にも身体にとって色々以下のようなよい効果があります。
【①腸内環境を整えてくれる】
食物繊維が豊富で発酵食品ですので、腸内環境を整えてくれます。腸内環境を整えることは栄養の消化吸収や炎症反応を抑えてくれる良い点もあります。腸はセロトニンの生成もしてくれる場所ですので、腸内環境を整えることはイライラの抑制や精神安定にもつながります。
【②血糖値の上昇を抑えてくれる】
食物繊維そして味噌の成分でもあるメラノイジンが血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。
【③抗酸化作用】
味噌にはビタミンEやメラノイジン、サポニンという物質が含まれていて、これらは、強い抗酸化力があり、老化の原因になる活性酸素を除去して酸化(サビ)の予防になります。
【④美肌効果】
発酵の過程で作られる遊離リノール酸は、メラニンの合成を抑え、シミなどの予防に良いと言われております。
【⑤コレステロールを抑制】
リノール酸、ペプチド、食物繊維、サポニン、レシチンなどには体内のコレステロールを抑制すると言われており、血管の弾力性を保ち、動脈硬化などのを予防になると言われております。
【⑥ 精神の安定・幸福感を高める】
トリプトファンという成分が含まれていて、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌を促進してくれる働きがあります。
(※セロトニンにはイライラなどを抑制してくれる作用や安眠などの作用があります。)
※ちなみに私も毎日味噌汁を朝・昼・晩食べています。味噌汁は色々な好みの具材を入れられることもありとても重宝しております。私は具材には、わかめ、海苔、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、生姜、大和芋、黒ゴマ、大根など入れています。
納豆、長芋、山芋、オクラ、なめこなどネバネバ系の食材に含まれるネバネバ成分は大きく分けると、水溶性食物繊維(アルギン酸、ペクチン)とムチン、コンドロイチンなどです。ネバネバ食材は腸内環境を整える、疲労回復や胃の粘膜保護したり、消化酵素により消化を助けたり、DHEAホルモン生成を増やしてくれるなど様々な働きがあります。
【①腸内環境を整える】
水溶性食物繊維が含まれている為、整腸作用、便秘や下痢の予防となります。
【②胃の粘膜保護、炎症予防】
ムチンは粘膜表面を保護する成分の為、胃の粘膜の保護や炎症や予防などをしてくれます。
【③消化を助ける】
ムチンにタンパク質分解酵素が含まれている為に、タンパク質の消化吸収を助けてくれます。
【④血糖値の上昇を抑える】
水溶性食物繊維(ペクチン)が血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
【⑤コレステロール値の上昇を抑える】
水溶性食物繊維(ペクチン)がコレステロール値の上昇を抑える働きがあります。
【⑥DHEAの生成を増やしてくれる】
※DHEA (デヒドロエピアンドロステロン)とは主に体内の副腎皮質で分泌されているホンモンです。DHEAは男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン)など約50種類のホルモンに分化することから『マザーホルモン』とも呼ばれています。最近の研究ではDHEAの数位が高い人ほど長生きするということもあり若返りホンモン、長寿ホンモンとも言われています
(DHEAの作用)
性機能改善・抗酸化作用・抗炎症作用・インスリンの働きを助ける・筋力増強・代謝促進・記憶力改善・テストステロンなどの男性ホルモンやエストロゲンなどの女性ホルモンに分化される
カカオパウダーには・マグネシウム・カルシウム・亜鉛・鉄・ビタミンC・オメガ6・カカオポリフェノール・カテキン・カカオプロテイン・デオブロミン・トリプトファン・フェニチルアミンなどが含まれている『スーパーフード』なのです。
カカオの中でも栄養価が高いのはローカカオになります。ローカカオは手を加えていない状態または低温で加工されたものなので栄養成分はほとんど損なわれない為に栄養をしっかりとることができます。高温で加工したカカオは栄養成分が損なわれてしまうので、栄養成分が減少してしまいます。
カカオパウダー大さじ1に含まれるミネラルの量 マグネシウム:26mg 鉄:0.8mg 亜鉛:0.4mg
【カカオの効果】
①抗酸化・抗炎症作用 ②貧血予防③腸内環境を整える④自律神経を整える⑤ストレス緩和など
【①抗酸化作用】
カカオポリフェノールには強い抗酸化作用をもち、悪玉コレステロールの酸化を防いで、動脈硬化を予防すると言われています。抗アレルギー・抗炎症作用として、ヒスタミン放出の抑制、アレルギーの炎症の原因ともなる好酸球の抑制をしてアレルギーの予防や軽減につながるとも言われています。
特にカカオポリフェノールに含まれるフラボノイドは抗酸化作用や抗炎症作用があります。
【②貧血予防】
鉄分が豊富に含まれています。鉄分は貧血予防はもちろん、受精卵の着床する子宮環境を整える役目をしてくれます。鉄は粘膜を作る材料である為子宮内膜を厚みをもたらしてくれる大切な栄養素です。
【③腸内環境を整える】
カカオプロテインは食物繊維のような働きがあり、腸内の善玉菌のエサとなり善玉菌の増加を促進して腸内環境を整えてくれる働きが期待できます。腸内環境を整えることにより、消化吸収能力の改善や便通改善、腸の免疫力を高めることにも繋がります。
【④自律神経を整える】
デオブロミンは苦味成分になります。幸せホルモンとも言われているセロトニンの働きを助ける作用があり大脳皮質に作用して集中力の向上や自律神経に作用してリラックス効果もあります。
【⑤ストレス緩和】
トリプトファンという成分が含まれていて、『幸せホルモン』と呼ばれているセロトニンの分泌を促進してくれる働きがあります。気分や幸福感を高めたり、ストレスやイライラを緩和してくれます。
(※セロトニンにはイライラなどを抑制してくれる作用や安眠などの作用があります。)
※私もローカカオパウダーにココナツシュガーを混ぜてお湯で溶かして毎日1杯飲んでいます。
【ココナツシュガーについて】
ココナッツシュガーにはマグネシウム・鉄・リン・亜鉛・カルシウム・カリウムなど、健康な体を作るために必要なミネラルやビタミンB群・アミノ酸・食物繊維などの栄養素も含まれています。そして、ココナッツシュガーは砂糖ですが白砂糖や黒糖と比較してもかなりGI値が低い為、血糖値が上昇しにくい食品なのです。ココナッツシュガーの原料は、ココナッツの花の蜜が使われています。ココナッツオイルやココナッツミルクなどはココナッツの果実から作られています。
オリーブ オイルは名前のとおり油になります。油には摂ってよい油と摂らないほうがよい油をがあります。もちろんオリーブ オイルは摂ったほうが良い油になります。今もし、調理する際にオリーブオイルではなく、サラダ油やキャノーラ油、ごま油などを使用している場合はオリーブオイルに変えて頂けると良いと思います。オリーブオイルはオメガ9系(リノール酸)の不飽和脂肪酸になり、加熱しても酸化しずいらいので加熱に向いている、その他にも①動脈硬化、心疾患、高血圧の予防改善 ②悪玉コレステロールの値を下げる ③血糖値の調整 ④胃酸過多や胃潰瘍の予防⑤便秘の改善などの働きがあります
【油の種類と特徴について】
油は不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸に分けられます。
(不飽和脂肪酸とは)
常温で液状の油で植物や魚の油となります。不飽和脂肪酸の種類としては体内で作ることのできない多価不飽和脂肪酸の必須脂肪酸であるオメガ3(アルファリノレン酸)、オメガ6(リノール酸)、そして体内でオメガ3とオメガ6から合成できる一価不飽和脂肪酸であるオメガ9(オレイン酸)があります。
(飽和脂肪酸とは)
常温で固形の油で動物由来となります。主にバターやラード、チーズなどがあります。
【オメガ9(オレイン酸)とは】
オリーブオイル、椿油、アボガドオイルなどになります。
バランスの良い食事で代表的なのが『バランスの良い和食』になります。
その基本的が『まごわやさしい』になります。『まごわやさしい』とはどのような食材なのか説明されて頂きます。
【(ま):マメ 豆類】
『ま』とは豆類で、大豆、黒豆、インゲン豆、そら豆、納豆などになります。
豆類はタンパク質、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
【(ご):ごま 種実類】
『ご』とはごま、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、などの種実類となります。種実類にはタンパク質、脂質、ミネラルが豊富に含まれています。
【(わ):わかめ 海藻類】
『わ』とはわかめ、ひじき、海苔、昆布、もずくなどの海藻類になります。海藻類にはタンパク質、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
【(や):やさい】
『や』とは野菜になります。
緑黄色野菜だけを摂るのはなく淡色野菜もありますのでこちらも摂るようにして下さい。野菜によって含まれるビタミンやミネラルの量が異なりますので、色々な野菜を摂るようよいですね!!特に旬の野菜は栄養成分が豊富なので摂るように心がけで下さい。
【(さ):さかな 魚介類】
『さ』とは魚介類になりますが、オススメなのはサバ、アジ、イワシ、さんまなどに青魚になります。青魚にはオメガ3が豊富に含ませており、体の炎症抑える、細胞膜やホルモンの材料、免疫力アップ、腸内環境を整えるなど大切な働きがあります。
【(し):しいたけ きのこ類】
『し』としいたけ、しめじ、マイタケ、エリンギなどのきのこ類になります。きのこ類にはビタミンが大変が豊富に含まれています。特にしいたけはビタミンDを多く含んでいます。
【(い):いも 芋類】
『い』とはジャガイモ、さつまいも、里芋、長芋、大和芋、山芋などの芋類になります。芋類には糖質、食物繊維、タンパク質、ビタミンCが豊富に含まれています。芋類は糖質の含まれるいる量が多いので摂りすぎに注意して下さい。
一日の食事の中に『まごわやさしい】が含まれる食材を意識して摂るようにして下さい。
参考文献:アスリート医師が教える最強のアンチエイジング 黒田愛美
シークワーサーには①ノビレチン②クエン酸やビタミンC、ビタミンB1・B2やカリウム、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素が多く含まれています。
【①ノビレチンとは】
シークワーサーに含まれているノビレチンは、柑橘類に多く含まれるフラボノイド(ポリフェノール)の一種です。柑橘類といっても、ミカンやグレープフルーツなどにはあまり入っていませんがシークワーサーには多く含ませております。
フラボノイド(ポリフェノール)は「抗酸化作用」や「抗炎症作用」があります。特に「ノビレチン」は抗酸化作用がとても強く、細胞を酸化から守ってくれる為、卵胞の老化防止になります。
その他、ノビレチンは血糖値の上昇を抑える働きや、発が ん抑制作用や、慢性リウマチの予防効果があるとも言われています。
【②クエン酸について】
シークワーサーには、レモンの2倍ものクエン酸が含まれています。このクエン酸によって、クエン酸は、疲労物質である乳酸を体内で分解して新陳代謝を促進してくれる働きをもっている為に、疲れにくい体を作るのはもちろん疲労回復の効果があります。
その他にも全身の血流の促進やミネラルの吸収を促すなどの様々な効果があると示されています。
さつまいもには①炭水化物②食物繊維(総量)③カリウム④カルシウム⑤マグネシウム⑤リン⑥ビタミンA(β-カロテン)⑦葉酸⑧ビタミンC⑨ビタミンE⑩ビオチンなど健康に大事なビタミンやミネラルが多く、ビタミンC、ビタミンEやビオチンは美肌効果、食物繊維は腸内の働きを活発にして便秘の予防にもなります。このように妊活にとって大事な栄養素を含まれています。
【①炭水化物】
身体を動かすための大事なエネルギー源で三大栄養素のひとつです。さつまいもはダイエットに良いと言われていますが、過剰に食べればもちろん肥満の原因になりますので注意が必要です。
【②食物繊維】
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を含んでいて、腸内環境を整え、肥満の予防にも適しています。
【③カリウム】
塩分(ナトリウム)を排出する働きをがある為。むくみの予防・脳卒中の予防・血圧を下げるなどの働きがあります。
【④カルシウム】
丈夫な歯や骨をつくる働きがあります
【⑤マグネシウム】
丈夫な歯や骨をつくる・血圧を下げるなどの働きがあります。
【⑤リン】
丈夫な歯や骨をつくる・エネルギーをつくり出す
【⑥ビタミンA(β-カロテン)】
皮膚や粘膜を維持、抗酸化作用・体の成長を促進させる働きがあります。β-カロテンは体内に入ると、必要な分だけビタミンAになります。
【⑦葉酸】
赤ちゃんの脳の発達や、神経を作る働きがあります。その為赤ちゃんの脳が作られる際に葉酸が不足していると脳神経の発達に影響してしまうということです。
【⑧ビタミンC】
抗酸化作用・コラーゲンを合成する・貧血の予防になります。
【⑨ビタミンE】
ビタミンEはアンチエイジングはもちろん妊娠にも欠かせないビタミンで『妊娠ビタミン』とも言われているビタミンです。
ビタミンEの作用としては、①血流改善②抗酸化作用の他に排卵の促進、ホルモン調整、生理周期のバランスを整えるなどがあります。
以下はページ内のビタミンE参照下さい
【⑩ビオチン】
体内で糖・アミノ参・脂質などの代謝をしてくれる補酵素の役目があり、エネルギーを作り出す手助けをしてくれる働きがあります。皮膚や粘膜、爪や髪の維持健康や皮膚の炎症を防ぐ働きがあります。美肌効果や抜け毛の予防や丈夫な髪を作る手助けをしてくれます。
【子宮内膜について】
子宮内膜を布団に例えるとすると、子宮内膜の血行が悪いということは、お布団が薄くて冷たいのと一緒です。薄くて冷たい布団にあなたは寝たいと思いますか?受精卵があなただとすると、寝たくないですよね? 寝たくない=着床しずらいということになります。
このことから、子宮内膜の厚さが薄いと受精卵が着床しずらくなってしまうために妊娠率も下がってしまいます。
その為、妊娠するには子宮内膜の厚さが大変重要になってきます。
子宮内膜と妊娠率について子宮内膜が6~7㎜以下になりますと妊娠率が約40%17~18㎜➡妊娠率約77%ということように、子宮内膜が厚いと妊娠率が上がってきます。
このことからも子宮内膜を厚くすること重要になってきます。
子宮内膜を厚くするためにはどのようなことをしていくと良いのかなど記載させて頂きますので、少しでも参考になれば幸いでございます。
当院では病院で検査をされて子宮内膜がなかなか厚くならない(7ミリ以下)という方が多く来院させます。
子宮内膜を厚くできるようにしていくには子宮内の血流がしっかり行くこととていくことと、そしてしっかり必要な栄養素をとっていくことごとても大変になってきます。
病院で不妊治療の際に子宮内膜を厚くする為にお腹に貼るエストラーナというテープが良く使用されます。これはエストロゲンという子宮内膜を厚くしろと命令するホルモンのテープです。しかし、これで子宮内膜が厚くなれば問題はないのですが、命令だけでは子宮内膜が厚くならないというケースが多いというのも現状にあります。それは何故かというと内膜を作る材料がないと命令が出されても内膜を作ることができないからなのです。
その為に、血流の流れを良くするのはもちろんですが、タンパク質をしっかり摂ることがとても大切になってきます。
血液中のタンパク質(血液中内ではアルブミンとして存在)の量が多いと子宮内膜の厚さも上がってくるということが確認されております。
アルブミンは『余命の予知因子』とも言われており、健康と若さはもちろん寿命に大きく影響すると言われております。
その他にタンパク質は筋肉や肌、赤血球、ホンモンやコラーゲンなどを作る材料となりますので意識して摂取するようにしましょう!!
※通常の食事では、一日の必要ののタンパク質を摂取するのが難しいのが現状ですので、プロテインを摂るのも大変良いと思います。
子宮内膜の厚さと妊娠率についてと厚くするには何を摂取すると良いのか以前説明させて頂きましたが、今回も以前と同様に子宮内膜の厚さをあげるのにとても大切な栄養素について説明させて頂きます。
子宮と卵巣は血が豊富にあってこそ正常に働いてきます。血の量を増やしていく、そして質を上げていくことがとても重要になってきます。その為、子宮内膜を厚くするには、血を増やしていくといくことです。
血液の半分以上は血漿という液体でできており、その血漿の約90%が水分でその他10%が血液凝固因子、グロブリン、アルブミンなどのタンパク質や無機塩類、糖質、脂質です。そして赤血球、白血球、血小板などがあります。その中でも赤血球中に存在する酸素を運搬するヘモグロビンは主に鉄とたんぱく質でできています。ヘモグロビンは鉄を含む(ヘム)とたんぱく質でできている「グロビン」からできています。ヘモグロビン内の鉄は酸素と結びつく力が強く、全身に酸素をいきわたらせる大切な役割をしています
血液検査などでは、数値的には貧血ではなくても、実際は鉄が不足している『隠れ貧血』の方が日本人の女性の約7割近くはいるようです。それだけ鉄が摂取できていないということです。
血液中の鉄とタンパク質が不足すると血流量も減少するだけではなく、血液の質も低下してしまうのです。
鉄が不足する血が不足して子宮や卵巣の機能が正常に働らなくなってしまい子宮内膜が厚くならない原因になってしまうだけでなく、うつやイライラや不安感、疲れやすい、やる気がでないなど様々な症状を引き起こしてしまいます。
鉄については次回またブログをアップしていきますのでよろしくお願いいたします。
もちろん,皆さんもご存知ですが、移植前からしっかり体質改善をしておく事が一番大事になります。残念ながら移植の1週間前から急に生活習慣や食事の改善や運動をしても、そんなに急に体質は改善しないのも事実です。
しかし、移植前に特に気をつけるか、全く気をつけないで移植に臨むのかでは着床率は変わってきます。
そこで、移植前に最低限気をつけて頂きたいことを説明させて頂きます。
①夫婦の過ごし方、②炎症を起こすもの腸内環境を悪くするものは食べない、③体を冷やさない、④睡眠をしっかりとる ⑤体を柔らかくする
【①移植前の夫婦の過ごし方】
移植するということはいきなり受精卵が体に入ってくるということになりますので、通常の排卵から受精、と同様に体にしっかり準備をさせてあげることがとても大切になりますので以下のような準備をして行くと自然な流れの様になりますので体も受精卵を受け入れ易くなりますので取り組んでみてください。
(初期胚の場合)
3日前夫婦生活または抱き合ってねるまたは手をつなぐなどして寝て下さい。
( 胚盤胞の場合)
5日前に夫婦生活または抱き合ってねるまたは手をつなぐなどして寝て下さい。
※夫婦生活をする場合必ず避妊して行うようにして下さい。
【② 炎症を起こすもの腸内環境を悪くするような食べものは食べない】
(体中での炎症を起こすもの)
トランス脂肪酸、砂糖、食品添加物・小麦粉・乳製品を控える。
その他にも体に熱がこもってしまう、辛いたべものや飲み物(アルコール)、脂っこいもの、揚げ物、サラダ油、キャノーラ油、ゴマ油は控えるようにする。
(腸内環境を悪くするも)
食品添加物
【③体を冷やさないようにする】
・季節に関係なく生脚を出さないようにする(スカートは避け、靴下を履く)
・通常の衣服にプラスする。
夏・・・ストールなどを携帯しておいて、室内に入った際にクーラーで冷えない用のに腰や肩に羽織るようにする。
冬・・・マフラーや手袋、ニット帽、首や耳、手足首末、腰骨盤周りが冷えないようにする。
特に足首は冷やさないようにレッグウォーマーなどするようにして下さい
・お風呂で体を温める。
お風呂は湯船にしっかり入って、シャワーだけで済まさないようにする。(お湯の温度は38~41°で半身浴で20分程度がオススメ致します)
・夏などはお風呂の後に扇風機やクーラーの風で体を冷やさないようにする。
温めてといっても腹巻やホッカイロなどはしなくても良いと思います。
・お灸をする
・お腹にヘソや下腹部にホットストーン
【④睡眠をしっかりとる】
卵巣と子宮の機能を高めていく為には睡眠に入る時間は22時を心がけましょう
【⑤体を柔らかくしておく】
体が硬いということは防御や攻撃態勢をとっていることになり、子宮内膜や平滑筋も硬くなり、血行も悪くなるので着床しずらくなります。
・体を柔らかくする為に、背中や腰、お尻、脚、ふくらはぎのマッサージやストレッチをするようにして下さい
【⑥スマホやパソコンなどは極力使わないようにする】
眼を酷使すると交感神経が優位になるだけでなく目や脳の血液量が増加する為、内臓もちろん子宮内膜の血流量が減少してしまい着床の妨げになってしまいます。
移植後は無理をせずにリラックスして体を冷やさないことがとても大切です。詳しく移植後にやらないで欲しい事を説明させて頂きます。
①一つ目としては振動するような動作は避けるようにして下さい。
移植して着床したばかりの受精卵は絨毛て包まれるまでは不安定な状態ですのて振動で離れてしまう可能性があります。自転車に乗ることや、長距離の車や電車や飛行機での移動するや激しい運動などは控えるようにしてください。
②二つ目としては家事での重労働はなるべく控えるようにして下さい。
大変な家事仕事(掃除機での掃除・お風呂の掃除等)などの前かがみ姿勢は腹部が屈曲して子宮を圧迫してしまいます、そして重い荷物を持つことは腹部の筋肉が緊張しまい子宮も緊張してしまいます。このように子宮が圧迫、緊張すると子宮内膜の血行も悪くなってしまう為、受精卵の着床を妨げてしまいます。
③3つ目としては消化の悪いものは食べないようにして下さい。
硬いもの、辛いもの、冷たいものを食べないで消化の良いものは良く噛んで食べるようにする。理由としては消化するのにエネルギーそして血液が大量に使われてしまう為です。その他アルコール、喫煙は絶対にしないようにして、夫婦生活も控えるようにしましょう。
④スマホやパソコンなどは極力使わないようにする
眼を酷使すると交感神経が優位になるだけでなく目や脳の血液量が増加する為、内臓もちろん子宮内膜の血流量が減少してしまい着床の妨げになってしまいます。
やらないで欲しいこととは逆にやって欲しいこともあります
一つ目としてはストレスをためないようにしてゆっくり過ごしましょう。
移植後当日から着床後一週間は無理をせずにリラックスした生活してください。
二つ目としては体を冷やさないようにして下さい。
お風呂についてですが、入浴法としては、移植当日はシャワー程度にして下さい。移植の次の日から副交感神経が優位になるようにシャワーだけですましたりせずに、リラックスできるようような温度にして下さい。そのため、高い温度は避けて、39〜40℃程度でお湯の温度で10分から15分程度入るようにして下さい。服装としては足元を冷やさないようにズボンを履く、靴下を履くようにして下さい。冷たいものは食べないようにして冷たい飲み物や食べ物は控えて下さい。
【体を冷やさないようにする】
①季節に関係なく生脚を出さないようにする(スカートは避け、靴下を履く)
②通常の衣服にプラスする。
・夏・・・ストールなどを携帯しておいて、室内に入った際にクーラーで冷えない用のに腰や肩に羽織るようにする。
・冬・・・マフラーや手袋、ニット帽、カイロで首や耳、手足末端、腰骨盤周りが冷えないようにする。
③お風呂で体を温める。
・お風呂は湯船にしっかり入って、シャワーだけで済まさないようにする。(お湯の温度は38~41°で半身浴で20分程度がオススメ致します)
・夏などはお風呂の後に扇風機やクーラーの風で体を冷やさないようにする。
【体に負担をかけないようにする】
①不規則な生活をしないようにする。(食事の時間や睡眠の時間などのリズムを崩さないようにする)
②仕事以外のスマホやゲームなどによる目の使いすぎないようにする。
(夜は8時以降はパソコンやスマホを見ないようにする)
③姿勢に気つける(猫背や脚くみ、脚の加重など)
【体重コントロール】
①肥満、体重の増加、過度の体重減少しないよう適正体重からあまり外れないようにする
【ストレスを貯めないようにする】
生きている以上必ず体にストレスはかかります。そのストレスを溜めずに定期的に発散することがストレスを溜めないようにしていきましょう。
①睡眠をとるようにする(なるべく夜10時までには寝るように心がける)
②趣味や娯楽を楽しむ時間を持つ
③運動をする
④心の平穏を保つ
⑤一日一回はリラックスする時間を作る
(これは、お風呂に入ることや、ストレッチ、運動することも含まれます)
【運動をする】
軽い運動をする
① 有酸素運動(30分程度のウォーキング)
② ストレッチ・・・ふくらはぎや太もも、内転筋、肩や背中
③ マッサージ・・・ふくらはぎ(特に内側)、内転筋
④ 腹式呼吸・・・1日20~30回程度
卵巣と子宮の機能を高めていく為には睡眠に入る時間は22時を心がけましょう
卵巣や子宮の機能を高めるには睡眠時間をどれだけ取るのかではなく何時に寝るかということが重要です
妊娠できる身体作りをするには早寝早起きすることがとても大切ということになります。
起きている時は交感神経が優位になっていて血管も収縮し、また筋肉の方に多く血液が、流れてしまいます。
寝ている間は副交感神経神経が優位となり血管も開いて、内臓への血流が多くなり、寝ている間に内臓の疲れをとったり修復したりしてくれます。
午後10時〜午前2時の間に睡眠をとると成長ホンモンが最も分泌させます。成長ホンモンはコラーゲンやヒアルロン酸など肌に良い成分の生成を高めて細胞を修復して若さを保つ働きや生殖機能を正常に保つように働いてくれています。
このことから
卵巣や子宮の機能を高めていくには午後10時から午前2時の間睡に睡眠をとることがとても大切になってきます。
【睡眠の質を上げる深呼吸とは】
睡眠の質をあげるには深呼吸が、とても大切です。深呼吸をすると酸素が全身にめぐるようになります。
睡眠の質を上げる深呼吸とは
これは胸式呼吸と腹式呼吸を両方を一回の呼吸で同時にする呼吸になります。
1.息を吐き切る
2.鼻から息を吸う
最初は腹式呼吸で吸ってお腹を膨らませる、それから胸式呼吸で胸でめいいっぱい吸い込むようにします。
3.息をとめて、お尻を締める
4.口から息を吐く
吸った時の倍の時間をかけて、おなかと背中をくっつくくらい吐き切るようにします。
5.これを3回するようにする。
この呼吸法はいつでも時間のある時行って下さい。特に寝る前にすると身体がリラックスできて睡眠の質が上がります。
妊活力アップするには食べるものも栄養のあるものを摂ることもはとても大切ですが、食事の仕方も非常に重要になっています。特に重要な4つについて説明させて頂きます。
【食事の仕方】
(①寝る3時間前には食事を終えておく)
理由としては、食べた物を食べてから消化するには約食後2〜3時間かかります。その間に寝てしまうと胃と腸の働きが低下しているので、消化吸収能力が低下し栄養素の吸収が悪くなります。その結果、卵子の栄養低下卵子の質の低下が起こります。また、食後すぐ寝ると、消化するのに胃腸が働いている為に、脳が休むことができない為に、睡眠の質の低下が起こってしまい、成長ホンモン分泌低下して卵子の質の低下が起こります。
※成長ホンモンの働き・・細胞の修復・成長、細胞の新陳代謝を促進、肌や髪、骨や内臓などを若々しく保つ免疫力アップなどがあります。
(②早食いしない・食べすぎない)
理由としては、早食いすると満腹感を感じるのが、遅い為に次々食べてしまい食べすぎてしまうからです。その結果、血糖値上昇して細胞の糖化が進み、卵子の老化の原因となります。
(③ダラダラ食べない)
②と同様に食事時間が長くなると、血糖値が高い状態が続き細胞の糖化が進み、卵子の老化の原因となります。
(④良く噛んで食べる)
良く噛んでたべると、少しの量で満腹感が得られて、食べすぎの予防になり 血糖値上昇の予防になります。それのプラスして良く噛むことによって唾液の分泌量が増えます。唾液は消化を助けてくれるので栄養素が吸収しやすくなる、卵子に栄養が行くようになり、卵子の質の向上につながります。
このように日々の食事の仕方を少し変えるだけで妊活力アップにつながりますので是非試してみてください‼
セルフケアは手軽な置き鍼又はお灸で子宮や卵巣の血流改善!!
皆さんご存知の方も多いと思いますがセルフケアにとてもよい、置き鍼というものがあります。オススメの置き鍼は当院にでも使用しているセイリンのパイオネックスです。置き鍼は手軽に持続的にツボを刺激できるので体質改善や症状改善にとても有効です。
※もちろんせんねん灸などのお灸も同じツボにすると効果的です。
【パイオネックス貼り方】置き鍼を貼るところをアルコールなどで消毒して貼って下さい。貼ってから3~4日経過しましたら取っていただいて、再度貼り直してください。
【せんねん灸のやり方】①皮膚に付ける面のシールを剥がし、ライターなどでお灸に火をつける②ツボの上に貼り付け③熱いのを我慢せずに、熱く感じたらとるようにして下さい。
【子宮や卵巣の血流改善をしてくれるツボ】
①三陰交 ②陰陵泉(いんりょうせん) ③次髎(じりょう)
【①三陰交(さんいんこう)】
生理不順、生理痛などの婦人科系の諸症状や不妊症などの生殖器系の障害.更年期障害、自律神経の乱れなどの改善など
(ツボの場所)内くるぶしの上から指4本分上がったところ。左右両方の足にあります。
【②陰陵泉(いんりょうせん)】
不妊症などの生殖器系の障害.更年期障害、自律神経の乱れや食欲不振や胃のもたれ、逆流性食道炎など消化器系の障害改善などの改善など
(ツボの場所)スネの骨(脛骨)の内側の骨際を下からさすっていき、大きく曲がるところの凹んだところ
【血海】
ここでの『血』は血液や血流、『海』は集まるという意味で、血の流れを改善するツボとなります。婦人科系の不調(月経不順、月経痛)の改善や女性ホルモンの分泌を促す働きがあります。
(ツボの場所)膝のお皿の内側の角から指3本上がったところにあります。
【④次髎(じりょう)】
不妊症などの生殖器系の障害.生理不順やPMS(月経前症候群)など婦人科系の不調、更年期障害、自律神経失調症などの改善など
(ツボの場所)骨盤の真ん中の骨(仙骨)の中のの出ているところ(仙骨陵)の外即のくぼみの、上から2番目のくぼみ部分となります。
【卵子の質を改善するツボ】
①三陰交 ②照海(しょうかい) ③太谿(たいけい)
腹式呼吸と骨盤底筋の筋トレという事になります!!何故なのか説明させて頂きます。一つ目の腹式呼吸についてですが、主な呼吸法として胸式呼吸と腹式呼吸があります。
【腹式呼吸】
腹式呼吸とは横隔膜を意図的に使い息を吐くときにお腹が凹ませて(この時横隔膜は上げる方向)、息を吸うときにお腹が膨らませる(この時横隔膜は下がる方向)呼吸法です。腹式呼吸をすると副交感神経(リラックスしている時に働く神経)が優位になる為、内臓に血液が行くようになり、消化吸収の機能が高まるのはもちろん子宮や卵巣の血流にも関係し、妊娠するのにもとても大切です。
※腹式呼吸は横隔膜が上下に動く為に内臓が圧迫と拡張する為に内臓もちろん骨盤内の子宮や卵巣の圧力変化をうんで血流が良くなっていきます。
【胸式呼吸】
胸式呼吸とは腹式呼吸呼吸とは異なり、胸郭が拡張したり収縮する呼吸法になります。胸式呼吸は交感神経(日中に働く神経で興奮しているときや戦うときに働く神経)優位になると主に血液が筋肉に多く回ってしまい為に内臓への血流量が減少してしまいます。
次に骨盤底筋についてですが
【骨盤底筋】
骨盤底筋とはその名の通り骨盤底にある筋肉になります。恥骨と座骨、尾骨の間にある筋肉4個の総称です。骨盤底筋は骨盤内の内臓を支えてる働きがあり、骨盤内の膀胱や子宮、卵巣、直腸などを正しい位置に保つのにとても大切な役割をしております。その為、骨盤底筋が弱くなってしまうと骨盤内の内臓の位置が悪くなるのはもちろんですが、内臓が全体が下垂してしまう原因にもなってしまいます。内臓が下垂すると子宮と膀胱は内臓の一番下のある為に子宮が圧迫され血行不良を起こしてしまいます。
このことからもわかるように腹式呼吸と骨盤底筋を一緒に鍛えることによって、内臓下垂や位置異常を改善して子宮と卵巣の血流改善をしていきましょう!!
【腹式呼吸(ドローイン)と骨盤底筋の筋トレを一緒にする方法】
(立位の場合)
①顎を少し引いて、猫背にならないように胸を少し張って肩甲骨を背骨の方に寄せた状態で立って下さい。
②鼻からゆっくり息を5秒間かけて吸ってお腹を膨らませる特に下腹部が膨らむようにして下さい。この時、一緒に骨盤底筋のある恥骨と座骨、尾骨の間お尻の穴と尿道をキュッと閉めるイメージをして下さい。
③口からゆっくり10秒間くらいかけて息を吐きだして、この時お腹を凹ませて下さい。この時、お腹が背中がくっつくぐらいのイメージで行って下さい。凹ませた状態で30秒キープするようにして下さい。※凹ませた状態でも呼吸は普通にするようにして下さい。(吐くときも骨盤底筋は力を入れたままでお願いいたします。)
(仰向けで寝た状態の場合)
①立位と同様に胸を少し張って肩甲骨を背骨の方に寄せ、膝を約90度曲げ、膝を立てて膝の間に丸めたタオルなどを軽くはさんだ状態で仰向けで寝て下さい。
②鼻からゆっくり息を5秒間かけて吸ってお腹を膨らませる特に下腹部が膨らむようにして下さい。この時、膝の間に挟んだタオルを閉めるのですが、この時も骨盤底筋のある恥骨と座骨、尾骨の間お尻の穴や尿道、膣をキュッと閉めるイメージしながらタオルを閉めていって下さい。
③口からゆっくり10秒間くらいかけて息を吐きだして、この時お腹を凹ませて下さい。この時、お腹が背中がくっつくぐらいのイメージで行って下さい。(吐くときも骨盤底筋は力を入れたままでお願いいたします。)
※1回3セット 10~20回程度行って下さい。(時間がある場合は気がついたら何回でも無理のないように行うようにして下さい)
妊娠体質を作る為の温活とは?
温活は『食生活や運動や生活習慣を見直してを冷えないように温めることはもちろん、ご自身の体で熱を作れるようにすることによって代謝エネルギーを上げて体温を上げること』になります。温活は健康・美容は、もちろん妊活の方にとってもとても良いので実践されている方も多いと思います!!
現在は、運動不足や生活習慣や乱れた食生活もあり、代謝も下がっていて冷え体質が多い現状となっています。自らの体でエネルギーを作れて、体温を上げれるようにすることがとても大事になってきています。
【温活の方法】
温活方法には簡単ですぐにできるものに以下のようなものがありますのでご紹介させて頂きます。
①運動
②食べもの
③入浴
④温活アイテム
ご自身の体で熱を作れるようになるのがとても重要になってきます。
外から温めるだけでは、ご自身の体でエネルギーが作れる量が増えるわけではないので、ご自身の体でエネルギーを作れるようにするのが、運動なのです。
【運動は何故良いのか?】
①血流改善 ②ミトコンドリアの量の増加 ③熱エネルギーの産生 ④炎症反応の抑制
運動することでご自身で多くのエネルギーを生み出せる体作りができるようになってきます。ご自身で多くのエネルギーを生み出せるようになると、卵胞の成長そして卵子や精子の質の向上につながってきます!!
運動はまずはウォーキングから始めると良いと思います!!
できれば毎日の30分程度のウォーキングを取り入れていきましょう。
激しい運動する人する方よりウォーキングなどの中程度の運動をしている方の方が妊娠率が増加すると言われております。
体を温める上で、何を食べるものかということもとても重要になってきます。
体を温めてくれる食べ物の特徴になりますが
①タンパク質を多く含むもの ②冬が旬のもの ③根菜類 ④寒冷地で育っている ⑤水分が少ない ⑥発酵食品 ⑦オレンジや黄色の野菜 ⑧ナトリウムやミネラルや鉄を多く含むものになります。
【体を温める食べ物の具体的には】
●(タンパク質)肉 魚
鶏肉、豚肉、牛肉
まぐろ、あじ、いわし、えび、かに
●冬が旬のもの 根菜類 寒冷地
生姜、長ネギ、レンコン、カブ、ニンニク、玉ねぎなど
●発酵食品
納豆・キムチ・味噌・醤油、塩など
●オレンジや黄色の野菜
ニンジン、カボチャなど
タンパク質は体の中で代謝や分解する働きがある成分です。そして、栄養を運ぶ血液や熱を産生する筋肉を作る素となる材料となります。
根菜類は水分が少なく、ビタミンC、Eや鉄などをはじめとするミネラルやタンパク質を多く含んでいます。ビタミンEは血行促進作用がありミネラルはタンパク質が体内で活用されるのになくてはならない大切な栄養素になります。
冬が旬そして寒冷地で育ったものは体を温める傾向にあります。逆に夏が旬そして温かい所で育ったものは体を冷やす傾向にあります。
発酵食品に多く含まれている酵素は、体の代謝を高めてくれる作用がある為に体を温めるということになります。
温めてくれる食べ物を毎日の食事の際に取り入れるようにして体を温めて行けるようにしてみて下さい。
※毎日摂り入れるには、ストレスなく簡単なのが重要!!そこで『みそ汁』『鍋』は、その中に野菜や肉などきざんで入れるだけで簡単、そして、体も温まりますのでオススメです。
なかなか妊娠できない原因疾患の一つに甲状腺機疾患があります。対処や改善法についてお話させて頂きます。甲状腺は機能が低下にしても亢進にしても、妊娠しずらい原因になります。
不妊治療を受ける際、甲状腺機能の検査が行われ、必要に応じて治療が行われることが一般的です。適切な治療により甲状腺ホルモンのレベルを調整し、妊娠の可能性を高めることができるとされております。
【甲状腺とは】
首の前ののどぼとけのすぐ下にあります。大きさは横幅4〜5cm、30g程度です。ここで「甲状腺ホルモン」が生成・分泌している。甲状腺ホルモンはサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種類があります。
【甲状腺ホルモンの働き】
甲状腺ホルモンの受容体は全身の細胞にある為に、甲状腺ホルモンは血液に乗って全身の臓器(心臓・肝臓・腎臓・脳・胃・小腸・大腸・膵臓など)に働くということになります。その為①エネルギーの代謝調整 ②妊娠の成立や維持 ③子供の成長や発達 ④体温の調整 ⑤脳や胃腸の活性化など様々な働きをします。
甲状腺機能低下症とは,、甲状腺ホルモンの不足により、通常の代謝率が低下しまう疾患です。
【甲状腺の機能か低下すると妊娠しずらくなる理由とは】
甲状腺ホルモンは血液に乗って全身の細胞に運ばれていき、細胞の新陳代謝を良くする働きがある為、甲状腺機能の機能が低下すると代謝が下がる為に子宮や卵巣の機能も低下します。
1. 排卵の障害: 甲状腺ホルモンは、正常な排卵に重要な役割を果たします。甲状腺機能低下症の場合、甲状腺ホルモンの不足により、排卵が不規則または停止することがあり、妊娠のチャンスが減少します。
2. 子宮内膜の影響: 甲状腺ホルモンの不足は子宮内膜にも影響を与え、正常な胚着床が難しくなることがあります。これは胚が子宮内膜に適切に定着しづらく、妊娠が成功しにくくなる可能性があります。
3. ホルモンバランスの乱れ: 甲状腺ホルモンの不足は他のホルモンとの調和にも影響を及ぼし、卵巣ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンのバランスを乱すことがあります。これは妊娠の維持に必要なホルモンバランスを崩す可能性があります。
4. 精子の品質: 甲状腺機能低下症は男性にも影響を及ぼし、精子の質や運動能力に悪影響を与える可能性があります。
【甲状腺機能が低下すると起こる症状】
エネルギー活動が低下する為に①体温低下 寒がり、冷え性 ②疲れやすい ③筋力低下 ④むくみ ⑤眠くなる ⑥排卵障害 ⑦生理不順 ⑧便秘 ⑨汗をかかない ⑩体重増加 ⑪不妊など
【甲状腺機能が低下する原因】
(疾患によるもの)
①慢性甲状腺炎(橋本病) ②下垂体性甲状腺機能低下症・視床下部性甲状腺機能低下症 ③甲状腺ホルモン不応症
(疾患以外に低下する根本的な原因として)
①腸内環境の悪化 ②肝臓の疲労・負担 ③副腎皮質の疲労・負担 ④脳のストレス・負担 ⑤運動不足 ⑥タンパク質不足などの栄養バランス不足
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンの過剰な生成による疾患です。通常、甲状腺が過剰に刺激されることが原因です。甲状腺ホルモンであるT3(三ヨウ化チロキシン)およびT4(四ヨウ化チロキシン)が通常よりも多く生成され、体内の代謝率が上昇します。
【甲状腺の機能か亢進すると妊娠しずらくなる理由とは】
1. 卵巣機能の影響: 過剰な甲状腺ホルモンは、女性の卵巣の正常な機能に影響を与える可能性があります。これにより、排卵障害が生じ、妊娠が難しくなることがあります。
2. 月経異常: 甲状腺機能亢進症はに伴うホルモンバランスの変化は女性ホルモンの分泌の乱れの原因にもなります。そのことによって、経周期の乱れを引き起こすことがあり、これが受精と胚着床のタイミングに影響を与え、妊娠の成功率を低下させる可能性があります。
3. 子宮内膜の影響: 甲状腺ホルモンのバランスの乱れは子宮内膜にも影響を及ぼす可能性があり、胚着床が難しくなることがあります。
4. ホルモンバランスの乱れ: 甲状腺機能亢進症に伴うホルモンバランスの変化は、妊娠維持に必要なホルモンとの調和を乱す可能性があります。
【症状】
甲状腺機能亢進症の主な症状は以下の通りになります 1. 不安感や興奮感 2. 神経質、イライラ 3. 体重減少や食欲亢進 4. 多飲多尿、発汗増加 5. 疲労感 6. 心拍数の増加、不整脈 7. 眼の異常(突出眼球、視力の変化) 8. 月経異常
【甲状腺機能亢進症の主な原因】
①自己免疫疾患(グレーブス病): 免疫系が誤って甲状腺を攻撃し、過剰な甲状腺ホルモンの生成を促進する。 ②甲状腺腫瘍: 甲状腺腫瘍から甲状腺ホルモンが漏れ出し、血中に過剰に供給されることがある。 ③甲状腺炎: 甲状腺の炎症が一時的に甲状腺ホルモンを放出し、短期間の甲状腺機能亢進症を引き起こすことがある。 ④薬物: 一部の薬物やサプリメントが甲状腺機能亢進症の原因となることがあります。
①まず第一に医療機関にて適切な処置をしてもらい甲状腺の値が適正に戻していく。甲状腺機能亢進又は低下は重要な健康問題であり、早期発見と治療が必要です。治療法には抗甲状腺薬、放射線療法、手術などがあり適切な治療により、適切な治療により、症状を緩和し、合併症を予防できます。患者は医師と協力して治療計画を立てるようにして下さい。
【その他、体質から改善していくには】
疾患以外に甲状腺疾患の原因として以下のようなことが考えられております。
①腸内環境の悪化 ②肝臓の疲労・負担 ③副腎皮質の疲労・負担 ④脳のストレス・負担 ⑤運動不足 ⑥タンパク質不足などの栄養バランス不足 などがあります。
このようなことから日ごろから以下のようなことを心掛けるようにして下さい。
①タンパク質をしっかり摂る ②アルコールを控える ③小麦粉(グルテン)を控える ④乳製品(カゼイン)を控える ⑤砂糖を控える ⑥ストレスを発散する、溜めないようにする ⑦運動をする ⑨早寝をして睡眠をとる ⑨海藻類の摂取を控える
【⑩海藻類を控えた方が良い理由とは】
甲状腺は、ヨウ素を必要とする器官であり、ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に重要です。一般的に、甲状腺機能が正常な人々は、ヨウ素を適切に処理し、甲状腺ホルモンを調節します。 しかし、甲状腺疾患の方(例:甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症など)は、ヨウ素の摂取に注意が必要です。
甲状腺の疾患の方がなぜ海藻類を控えた方がよい理由は、海藻類(海草や海藻)は一般にヨウ素が豊富で、大量に摂取すると甲状腺機能に影響を与える可能性がある為です。
甲状腺機能亢進症の場合、甲状腺ホルモンが過剰に産生され、摂りすぎたヨウ素はこの状態を悪化させる可能性があります。一方、甲状腺機能低下症の場合、甲状腺ホルモンの生成が不足しているため、ヨウ素の大量摂取も問題となります。
甲状腺疾患を持つ方は、医師の指導のもとでヨウ素の摂取量を管理し、海藻類を適度に制限することが重要です。個々の状態に応じて、海藻類を摂取など控える又は注意するようにして下さい。
【PCOS 多嚢胞性卵巣症候群とは】
排卵障害が起こる疾患で、排卵されない卵胞が卵巣に多くとどまるため、超音波検査では、たくさんの卵胞(嚢胞)を認められます女性の20〜30人に1人の割合でみられます。
【PCOSの原因】
はっきりと解明されたわけではありません。排卵に関わるいくつかのホルモンバランスの乱れにあると言われてはいます。
【PCOSにおけるホルモンバランスの乱れとは】
①LH(黄体形成ホルモン)の値が高くなり、FSH(卵胞刺激ホルモン)より優位になる
→排卵がうまく行われなくなる
(※通常生理3日目通常はLHの値(3.01〜14.7)が低く FSH(1.76〜10.2)の値高い)
②AMHが高い
③インスリン分泌が過剰に増加
インスリンが過剰に分泌する状態が続くことによって、男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が増加 それに伴って①卵胞の発育を抑制 ②排卵の抑制 ②卵胞の膜を厚くしてしまう。
※LH(黄体形成ホルモン)・・・排卵を促すホルモンです。排卵後の卵胞を黄体化させプロゲステロンの分泌を促します。排卵や子宮内膜の調整、妊娠成立後の妊娠の維持する役割があります。
※FSH(卵胞刺激ホルモン)・・・性腺に対して作用して女性では卵胞の発育、エストロゲンの分泌を促進する
男性ではテストステロンと協調して精子形成を促進する。
【病院での検査】
血液検査、卵巣の超音波検査にて行います。
●月経異常(月経不順や無月経)
●多嚢胞性卵巣(超音波検査で卵巣に卵胞がたくさん連なってみえること)
●血中男性ホルモン高値
●LHが高値で、FSHが正常
の3つの項目を満たせばPCOと診断されます。
【症状】
●排卵障害 ●生理周期が長い(通常ですと28日周期のとこ40日以上または2ヶ月来ないなど)
●生理痛か強い●無月経、生理不順 ●血糖値が上がる ●多毛 ●肥満 ●不妊 ●糖尿病 ●高血圧
【病院での治療】
●ピルの服用 ・・・高温期をしっかり作りたくさん残っている未成熟な卵胞をリセットする
●排卵誘発剤
●体外受精
【PCOSにおけるお妊娠を妨げてしまう要因とは】
①未成熟な卵子が多く留まっている
②卵子の覆っている細胞膜が硬くなっている
③急激な血糖値の上昇
・血糖値が上昇しインスリンの分泌が過剰に分泌する状態が続くとホルモンバランスの乱れ、男性ホルモンの分泌増加の原因となります。男性ホルモンの分泌増加は①卵胞の発育の抑制 ②排卵の抑制 ③卵胞の膜を厚くするなどの原因となります
【改善していく際のポイント】
①未成熟な卵胞を吸収できるようにする。
②卵胞がしっかり育つようにする
③硬くなってしまった細胞膜を柔らかくする(トランス脂肪酸を含む食品をできるだけ摂らないようにする、また肉類は摂りすぎてないようにする)
④急激な血糖値の上昇を抑える
以上のことを踏まえて対策になりますが
【対策法としては】
①溜まった未成熟な卵胞が体に吸収できるようにする。
(高温期の時期に体温をしっかり上がるようにする)
高温期は黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きによって、しっかり体温が上がることによって古くなった卵胞が吸収され処理できるようになる為、エネルギーをあげれるように代謝を上げること、血流を良くすることが高温を維持する上で大切になります。
●ミトコンドリアの活性化 ●たんぱく質(植物タンパク質や卵な、プロテインなど)をしっかり摂る ●お灸をする ●マッサージ ※植物タンパク質を多く含む食品・・・味噌、豆腐、納豆などの大豆類、えんどう豆、ブロッコリーなど
②卵子がしっかり育つようにする ※ホームページ内の卵子の質を上げる①②③④⑤を参照してみて下さい
●ミトコンドリアの活性化 ●たんぱく質(※植物タンパク質や卵、プロテインなど)をしっかり摂る ●栄養バランス ●ビタミンDの摂取 ※植物タンパク質を多く含む食品・・・味噌、豆腐、納豆などの大豆類、えんどう豆、ブロッコリーなど
③硬くなってしまった細胞膜を柔らかくする
※ホームページ内の細胞膜を整えるを参照してみて下さい。
●細胞膜が硬くなる原因としてトランス脂肪酸や油(酸化した油、植物油脂、サラダ油など)とらないようにする (※トランス脂肪酸を多く含む食品・・・マーガリン、ショートニング、お菓子、食用植物油、食用調合油、マヨネーズ、ファーストフード、スナック菓子、カップラーメン、 ケーキ、ビスケットやクッキーやデニッシュ類等の菓子パン乳製品など)
●細胞膜の質をあげてくれるオメガ3を摂取する
(※オメガ3を含む食品・・・イワシやサバのような青魚、アマニ油・えごま油やくるみ・アーモンド・カシューナッツ等)
④血糖値の上昇を抑える
※ホームページ内の急激な血糖値上昇を抑えるを参照してみて下さい。
【急激に血糖値があがってしまう食生活と食べ物】
①早食い ②食べ過ぎ ③ダラダラ食べる ④食事の時間が遅い ⑤パンや麺類、お菓子などの小麦粉食品や白米、甘いものなどの炭水化物などの糖質の摂取 ⑥白砂糖を摂取する
【子宮内膜症とは】
通常子宮内に存在する内膜組織が子宮以外の腹膜、卵巣、卵管、腸などにできてしまい炎症や組織の異常を引き起こしてしまう病気になります。子宮内膜症7は20~40代の方に多く発症するといわれております。
原因がはっきりしていませんが、月経血が卵管からお腹の中に逆流してしまう逆流説やや腹膜が何らかのきっかけで子宮内膜に変化してしまう体腔上皮生説があると言われています。生理後に卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌が高まり、子宮内膜が厚くなってきます。このことから考えても子宮内膜症は女性ホルモンの影響もあると考えられます。
以下は子宮内膜症が不妊の原因となる理由です: 1. 卵管の損傷: 子宮内膜症の組織が卵管や卵巣に広がると、卵管が損傷される可能性があります。これにより、受精卵が卵管を通過しにくくなり、妊娠が難しくなります。 2. 炎症と免疫反応: 子宮内膜症は炎症を引き起こし、免疫反応を刺激することがあります。これにより、受精卵が拒絶される可能性が高まり、妊娠が成功しにくくなります。 3. 月経不順と排卵の問題: 子宮内膜症による月経不順や疼痛は、正常な排卵を妨げることがあります。正確なタイミングで排卵しない場合、妊娠の機会が減少します。 4. 卵巣の機能への影響: 子宮内膜症の組織が卵巣に影響を与え、卵子の品質や数量に悪影響を及ぼすことがあります。これは不妊の原因となる可能性があります。
【病院での治療としては】
薬物療法と手術治療があります。薬物療法としては鎮痛剤や排卵を休ませ、子宮内膜を増殖を抑え、月経量を減少、月経痛を軽減させる為のエストロゲン・プロゲスチン配合薬/低用量ピルや子宮内膜を増殖させないことで、症状を軽減させる黄体ホルモン剤や女性ホルモン(エストロゲン)を低下させ、月経を止めることで症状を軽減する為のGnRHアゴニスト製GnRH、アンタゴニスト製剤などがあります。
東洋医学では子宮内膜症は『瘀血』が原因のとされております。血液の流れが悪くなり、滞っている状態を『瘀血』と言います。『瘀血』を改善するには以前ご説明させて頂いた
①血を作れる体質作り、②血の材料となる栄養素を摂る、③気(エネルギー)や血が流れようにすることです。④そして質の良い睡眠をとるようにすること。
【食事面での注意事項としては】
①ご飯は腹八分目にする(特に夜ご飯は減らすようにする)
②早食いはやめ、しっかり噛んでから食べるようにする。
③夜遅く食べないようにする。特に夜ご飯の量は少なめにする。(寝る3時間前には食べ終えておくように)
④胃腸を休める為に食事と食事の間(最低90分)は空けてしっかり空腹時間を作るようにする。
⑤朝ごはんは必ず食べるように心がける。(体内時計をもとに戻し、体をめざめさせ脳や胃腸の働きを引き出すようにしていく為)
⑥小麦粉・乳製品・砂糖・トランス脂肪酸・食品添加物・植物油脂、脂っこいもの、お酒など炎症や腸内環境を乱してしまう食品は控えるようにする。(※もちろん禁煙は基本となります)
【子宮筋腫とは】
子宮筋腫は、女性の子宮内にできる良性の腫瘍です。これらの腫瘍は、子宮の筋肉層に生じるため、子宮筋腫と呼ばれています。子宮筋腫の症状は、個人によって異なることがありますが、一般的に以下のような症状が報告されています。1. 月経異常、2,下腹部の痛みまたは圧迫感、3. 頻尿や排尿困難: 4. 腰痛や腰部の痛み、5. 腹部の腫れ、6. 不妊症: 子宮内の形状や機能に影響を与え、妊娠を困難にすることがあります。このような症状がある際には、医師と相談し、適切な治療オプションを検討することが大切です。治療方法には薬物療法、手術があります。
【子宮筋腫が妊娠しずらくなる理由とは】
1. 子宮内の形状変化: 子宮筋腫が大きくなると、子宮の形状が変わることがあります。これが子宮内の胚着床に影響を与え、妊娠が難しくなる原因の一つです。
2. 子宮内腔の圧迫: 大きな子宮筋腫が子宮内腔に圧迫をかけ、胚が正しく成長できない場合があります。これが胚の着床を妨げ、妊娠の困難さに関連することがあります。
3. 血液供給への影響: 子宮筋腫は血管に圧力をかけ、子宮内の血流を変えることがあります。これにより、胚の栄養供給が不足し、胚の発育や着床が妨げられることがあります。
4. 子宮の収縮能力の影響: 子宮筋腫が子宮の収縮能力を妨げることがあり、胚が正常に成長できない可能性があります。これが妊娠の成功率を低下させる原因となります。
東洋医学では子宮筋腫は子宮内膜症と同様で『瘀血』が原因のとされております。血液の流れが悪くなり、滞っている状態を『瘀血』と言います。瘀血が生じるとその部分に刺すような痛みや不正出血などが起こりやすくなります。『瘀血』を改善するには以前ご説明させて頂いた
【生理期間が短い】
出血が少なく経血量がナプキン替えることなく、二日以内で終わってしまうのことを『過短月経』と言います。
【生理の出血量がが減ってきた】
出血量が非常に少ないことを『過少月経』と言います。
※今までは生理期間や経血量が通常であったものの、最近、過少・過短月経になり、それが継続している場合は必ず病院の方の受診をオススメいたします。
【過短月経や過少月経原因として考えられること】
(病院の検査でわかるものとしては)
●女性ホルモンのバランスの乱れ
子宮内膜を厚くする作用をもつ女性ホルモン・エストロゲンとなります。日常生活の睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスや年齢などが原因でホルモンバランスの乱れてしまう。
●女性ホルモン分泌異常
女性ホルモンは卵巣が脳下垂からの刺激を受けてエストロゲンなどが分泌されます。その為脳の病気や黄体機能不全
●子宮の病気
先天的な子宮発育不全、子宮内膜癒着や子宮内膜が厚くならない
●無排卵周期症
●甲状腺ホルモン異常
などがあります。
(その他の問題点として)
①子宮内膜が充分に育っていない
②貧血(隠れ貧血)・・・血虚
③胃腸が弱く消化と吸収能力が低下する為に栄養素を上手く取り込めない
(胃腸に負担のかかるような食品を摂っている、早食い、大食い、夜遅く食べるようなことをしている)
④食事をしっかり摂っていない(栄養不足)
⑤疲労・ストレス蓄積
その他
クロミッド(排卵誘発剤)による副作用
改善していく為に基本となることは、こちらのホームページでもお伝えしている、生活習慣、食生活や栄養、運動、睡眠となります。
【①子宮内膜が充分に育っていない対策としては】
●ホームページ内の子宮内膜を厚くするをご参照ください。
【②貧血(隠れ貧血)の場合の対策としては】
●ホームページ内の重要鉄についてをご参照ください。
【③胃腸が弱く栄養素の吸収能力が低くなってしまう】
●腸内環境を整える為に、体に悪いものは控える砂糖、小麦粉、トランス脂肪酸、食品添加物、乳製品(カゼイン)など)冷たいもの、生もの、脂っこいもの、揚げ物、お酒、辛いものは控える
●胃腸に負担をかけない為に、冷たいもの、生ものは控える、良く噛んで食べる、食べ過ぎないなど
ホームページ内の妊娠体質を作るうえでも基本でもある腸内環境を良くしましょう!ご参照ください。
ホームページ内の③食事の仕方についてをご参照ください。
【④食事をしっかり摂っていない(栄養不足)】
●ホームページ内の妊活中特に必要な栄養素をご参照ください。
特にタンパク質・鉄・コレステロール(脂質)を意識して摂るようにして下さい
【⑤疲労・ストレス蓄積】
●睡眠をしっかりとる(早く寝る22時までには寝れたらベター)
●適度な運動(ウオーキング)
月経量が少なくなる原因についてまず考えられることは、栄養不足や何らかの原因で子宮に行く血液の量が減ってしまうことです。
特に東洋医学では、五臓六腑の「脾・胃(消化・吸収の働き)」・「肝(血液の貯蔵庫)」・「腎(生殖能力)」が関係していて、少なくなる原因としては、①血虚 ②陰虚 ③脾胃虚弱 ④腎虚などが考えられます。
【①血虚】
病気、慢性出血などにより体内に存在する血液量が不足(貧血)、女性ホルモンが不足してしまうことによって経血量が顕著に減ってしまいことである。
(症状)
血が不足、貧血、顔面蒼白、手足のしびれ、不眠、動悸、月経失調、息切れ、疲れやすい、ドライアイ、めまい、筋肉がつりやすいなど
(対策)
血虚体質の方は主に血・女性ホルモンを補う食事を摂ること大切になります。納豆や豆腐、味噌などの大豆製品や鶏卵、赤身のお肉やレバーやハツ、赤身の魚(マグロ・カツオなど)の鉄分を多く含む食品を摂るように心がけていきましょう。
【②陰虚(腎陰虚)】
寝不足・過労・加齢・性生活の乱れなどによる体力の低下、慢性疾患などによって体の中の水分(血液、体液など)が減ってしまい、体の中の熱を冷やす作用が減少してしまい潤いが失われてしまうことを言います。陰虚は主に腎陰不足による腎陰虚のことを言います。
(症状)
手のひらや足の裏のほてり、のぼせ、すぐに喉が渇く、喉のイガイガ、ドライアイ、ドライマウス、不眠、尿量の減少色が濃い、夜間頻尿、おりものが減ってきた、痩せる、肌の乾燥、便秘、便が硬くなる、髪の毛が薄くなってきた、低温期体温が下がらないなど
(対策)
●こまめなに水分補給をする
●体に熱がこもってしまう、炎症を起こしてしまうような辛いたべものや飲み物(アルコール)、脂っこいもの、揚げ物、砂糖、小麦粉は控えるようにする。(辛い食べ物:胡椒、山椒、唐辛子、からしなど)
● カラダを潤わせる食材でもあるネバネバ系の食べ物山芋、里芋、長芋、自然薯やオクラなどの食べものを摂るようにしましょう
●黒いたべものは腎のエネルギーを補います。黒豆、アズキ、黒ゴマ、きくらげ、こんぶ、ヒジキ、わかめなど
●体の中の熱を発散する為にウォーキング(30分程度)など軽めの運動(週2~3回程度できれば毎日)
過度な運動や過度な発汗などは控えるようにして下さい。体の中の水分を消耗してしまいます。(例:長距離ジョギング、サウナ、よもぎ蒸しなど)
●腎陰を補うには陰を養う夜に睡眠をしっかりとることです。(22時までに寝れれば最高です)
【③脾胃虚弱】
飲食の不摂生や寝不足・過労・加齢・思い悩み・生まれてもって虚弱体質胃腸弱いなどが原因で脾胃(消化器)の消化・吸収機能の低下することによって栄養素をしっかり取り込むことができない為に、血液を生成が減少し、血液量が不足してしまう。それによって経血量が顕著に減ってしまう。
(症状)
食欲不振、手足のむくみ、慢性胃炎、食が細い、胃もたれ、下痢や腹痛を起こしやす い、疲れやすい、痩せている、冷え症など
(対策)
脾胃虚弱の方は胃腸負担をかけないこと、腸内環境を整えることが大切になります。
●腸内環境を整える為に、体に悪いものは控える砂糖、小麦粉、トランス脂肪酸、食品添加物、乳製品(カゼイン)など)冷たいもの、生もの、脂っこいもの、揚げ物、お酒、辛いものは控える
●胃腸に負担をかけない為に、冷たいもの、生ものは控える、良く噛んで食べる、食べ過ぎないようにして下さい。
【④腎虚】
東洋医学での『腎』とは、西洋医学でいう『腎臓』とはことなります。
東洋医学でいう腎とは、生命の根源であるエネルギーの源となる『精」が貯められている所になります。腎に貯えられた精は「腎精」と呼ばれ、「腎精」は両親から受け継いだ生命エネルギー『先天の精』と飲食物からが作られるを「後天の精」からなります。
『腎』とは、成長・発育・生殖などに係る、生命にとって重要な働きをしています。そして骨、脳、足腰などの下半身、排泄、髪、耳、ホルモンなども深く関連しています、
腎虚とは、加齢・老化に伴って腎の機能が低下した状態になります。その他、性生活の乱れ、睡眠不足、出産過多、生まれながらにして生殖機能が弱いことによっても「腎」のはたらきが弱くなる原因となります。腎の働きが弱くなるによって血液を生成が減少し、血液量が不足してしまう。それによって経血量が顕著に減ってしまいます。
(症状)
生殖能力低下、生理不順、無月経、足腰が弱くなる、夜間頻尿、めまい、歯がもろくなる、耳鳴り、難聴、髪が細い・薄くなってきた、白髪が多いなど
(対策)
腎を補うには●睡眠をしっかり取る(22時までにはねる)ことと、●腎を補う作用がある食べものを摂ること、そして、●腎に負担をかける物を控えること●適度な運動が大切になってきます。
●睡眠をしっかりとるようにしましょう。
腎を補うには22時までには寝るようにしましょう。無理なようでしたら12時には寝るようにして下さい
●腎を補う食品を摂るようにしましょう。
腎を補う作用がある食べものは・黒い食べ物・ネバネバ系の野菜・ナッツ類になります。
・黒い食べ物としては、黒ゴマ・黒豆・黒砂糖・黒米・アズキ・黒酢・昆布・ワカメ・ひじきなどがあります。黒い食材は、精をつける。そして、腎の働きを助ける食材と言われおります。
・ネバネバ系の野菜はヤマイモ、サトイモ、レンコン、おくらなどあり、腎精を補うのに大変優れています。そして、体の潤いを補ってくれる食材と言われおります。
・ナッツ類はアーモンドやクルミ、カシューナッツも体の潤いを補ってくれる食材と言われおります。
●腎に負担をかける食品は控えるようにしましょう。
乳製品と砂糖、小麦粉となります。
※乳製品と砂糖、小麦粉を控えたほうが良い理由はこちらをご参照ください。
●適度な運動
ウォーキング(1日20分以上) 週4~5日程度
●体を冷やさないようにしましょう。※温めすぎに注意
冬はホッカイロなどは避けましょう。ホッカイロなどで温めてしまうとご自身の体でエネルギー産生する能力が低下する原因となります。首、手首、足首などは熱が逃げやすいのでマフラーやレッグウオーマーなどすると良いと思います。
【生理期間が長い】
月経期間は3〜7日程度であれば正常範囲とされていて、8日以上と長い場合を『過長月経』といいます。
【生理の出血量が多い】
出血量が非常に多く、1回の月経で、140ml以上、経血にレバー状のかたまりが混じるようなことを『過多月経』と言います。
※今までは生理期間や経血量が通常であったものの、最近、過多・過長月経になり、それが継続している場合は必ず病院の方の受診をオススメいたします。
【過長月経や過多月経原因として考えられること】
月経が長い、量が多いなどか一時的ではなく、長引いているなどの場合には、子宮の病気などが隠れていることもありますのでお気をつけてください。
●女性ホルモンバランスの乱れ
過度な精神的・肉体的ストレスや生活習慣の乱れ(睡眠不足など)、食生活の乱れ、環境・生活環境の変化、過度なダイエットなどによってエネルギーが女性ホルモンにまで回らなくなり、女性ホルモンが正常に分泌がされなくなり女性ホルモンが乱れてしまう為
●無排卵性周期症
女性ホルモンの分泌に関係する器官(視床下部、脳下垂体、卵巣など)の問題によるホルモン分泌異常や多嚢胞性卵巣症候群(pcos)や更年期や閉経によって排卵がないにもかかわらず生理のような出血が見られる状態によるもの
●黄体機能不全
黄体ホルモンの分泌が不十分なために黄体機能不全を起こしてしまうことによるもの
●子宮の病気によるもの
子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮がん、子宮内膜ポリープ、子宮粘膜下筋腫
【月経周期が短い頻発月経】
月経周期が24日以下の短いサイクルになることを「頻発月経」と言います。
(頻発月経の種類)
黄体ホルモンの分泌が充分である場合子宮内膜の成熟維持され、基礎体温を高く維持されます。
●高温期が11日以下の場合(高温期が短い)
排卵日から月経開始までの高温期(子宮内膜の維持・古くなった卵胞の吸収する期間)が短くなる場合は黄体ホルモンの働きが十分でないと考えられ、子宮内膜が十分に成熟維持しない、高温期を維持でないため着床しずらい可能性がある為、妊娠しにくくなったり、妊娠しても流産しやすくなったりする傾向になります。
●高温期が12日以上でしっかり高温を維持できている場合(高温期が長い)
月経開始~排卵日前までの低温期(卵胞が成長する期間)が短く、高温期が12日以上の場合、低温期が短い為に卵胞がしっかり成長していない可能性がありますが、排卵後に分泌される黄体ホルモンの働きが十分に分泌されていると考えられます。卵胞期短縮症などの病気もありますのでご注意して下さい
【原因】
●卵巣機能の低下
●ホルモンバランスの乱れ
その他
病気として考えらること
●卵胞期短縮症
生理から排卵まで低温期は通常14日ほどですが、この低温期が短くなる病気のことをいいます。
●黄体機能不全
脳や卵巣の異常が原因で、黄体ホルモンの分泌が不足する為に、高温期(黄体期)が短くなる病気のことをいいます。
改善していく為に基本となることは、こちらのホームページでもお伝えしている、生活習慣、食生活や栄養、運動、睡眠、血流の流れをよくするとなります。
●高温期が12日以下の場合の対策
黄体ホルモンの働きが十分でない為に、高温期を維持できないので、子宮や卵巣を温めるようにして下さい。子宮や卵巣の体温を上げる為には、血液の流れを良くすることが大切になってきます。
①ストレッチやマッサージをして筋肉をほぐす。
②38℃~40℃くらいのお湯で半身浴15分程度行って下さい
③お灸でオヘソ・下腹部・脚を温める
④ホットストーンなどでオヘソ・下腹部を温める
⑤冷たいものや飲み物は摂らないようにする。冷たいものや飲み物は温めてから摂るようにして下さい。
t※汗をあまり出るような激しい運動やホッカイロなどで温めるようなことは避けて下さい。
月経周期が短い頻発月経は東洋医学では身体の中の熱が上がってしまった状態【①陰虚】や気が不足している状態【②気虚】、そして血液の流れが滞ってしまいこと【③瘀血】、気のめぐりが悪くなってしまうこと【④気滞】から月経周期か短くなると考えられています。
【①陰虚(腎陰虚)】
寝不足・過労・加齢・性生活の乱れなどによる体力の低下、慢性疾患などによって体の中の水分(血液、体液など)が減ってしまい、体の中の熱を冷やす作用が減少してしまい潤いが失われてしまうことを言います。陰虚は主に腎陰不足による腎陰虚のことを言います。
(症状)
手のひらや足の裏のほてり、のぼせ、すぐに喉が渇く、喉のイガイガ、ドライアイ、ドライマウス、不眠、尿量の減少色が濃い、夜間頻尿、おりものが減ってきた、痩せる、肌の乾燥、便秘、便が硬くなる、髪の毛が薄くなってきた、低温期体温が下がらないなど
(対策)
●こまめなに水分補給をする
●体に熱がこもってしまう、炎症を起こしてしまうような辛いたべものや飲み物(アルコール)、脂っこいもの、揚げ物、砂糖、小麦粉は控えるようにする。(辛い食べ物:胡椒、山椒、唐辛子、からしなど)
● カラダを潤わせる食材でもあるネバネバ系の食べ物山芋、里芋、長芋、自然薯やオクラなどの食べものを摂るようにしましょう
●黒いたべものは腎のエネルギーを補います。黒豆、アズキ、黒ゴマ、きくらげ、こんぶ、ヒジキ、わかめなど
●体の中の熱を発散する為にウォーキング(30分程度)など軽めの運動(週2~3回程度できれば毎日)
過度な運動や過度な発汗などは控えるようにして下さい。体の中の水分を消耗してしまいます。(例:長距離ジョギング、サウナ、よもぎ蒸しなど)
●腎陰を補うには陰を養う夜に睡眠をしっかりとることです。(22時までに寝れれば最高です)
【②気虚】
オーバーワークや気をつくり出す胃腸の働きが弱くなっていることにより、気が不足している状態で、いわゆるエネルギー不足で体の機能が低下している状態になります。
(症状)
・高温期が短くなる・低温期が短くなる・月経血の量が多くなる・月経血の色が薄く、粘度が低い・疲れやすい・元気がない ・気力がない・動悸・息切れ・汗をかきやすい・風邪をひきやすい
(※胃腸が弱い体質が特徴)
・食が細い・食欲不振・食べたいと思っているがあまり食べれない・軟便・下痢をしやすい
(対策)
エネルギーを無駄に消耗しないように体力を養う習慣を身につけましょう!!
●気虚の方はまず第一に適度に休息をとることです。エネルギーを補うには睡眠が一番です。睡眠をしっかりとりましょう(22時までに寝れれば最高です)
● 気虚の方は胃腸が弱まっていることが多い為に、胃腸に負担をかけないような食生活をこころがけましょう。消化のよいものを温かいもの食べる、胃腸に負担のかかる脂っこいもの、揚げ物、硬いもの、辛いもの、冷たいものなどは控えるようにして下さい。控えるべき食品と食事の仕方についても是非ご参照ください。
●過度な運動(ウォーキング20~30分程度)
●気を補ってくれる胃腸の働けてくれる食べ物として穀物類・芋類があります。
穀物類:もち米、玄米、お米 芋類:さつまいも、じゃがいも、山芋、里芋など煮物やスープにすると良いでしょう。
【③瘀血おけつ】
血の流れが滞ってしまい血液の流れが悪くなってしまった状態になります。女性ホルモンが乱れてしまいます。
(症状)
・頭痛、肩こり・身体のどこか決まったところに痛みがある・手足の冷え、頭のぼせ・物忘れ・高血圧・子宮筋腫
月経の時の症状・・・ひどい生理痛・血の塊がでる・経血が黒い・経血量が多い・生理不順(遅れる)・無月経
基礎体温の特徴・・・低温期の短く、体温高い・高温期が長く、体温高いこの場合は低温期と高温期の温度差が大きくなる
(対策)
●毎日お風呂に入って体を温めるようにして下さい。全身を温めるというより38℃~40℃くらいのお湯で半身浴15分程度行うようにして下さい。日ごろから体を冷やさないようにして下さい。体が冷えると血流が悪くなってしまい瘀血の原因になります。
●血流を改善する為にストレッチやマッサージをして筋肉をほぐすようにして下さい。特にふくらはぎや内転筋(うちもも)をほぐすようにして下さい。更に毎日ウォーキング(20~30分程度)など軽めの運動をするように心がけて下さい。
●血流の流れを妨げてしまう食品は控えるようにして下さい。揚げ物(唐揚げ、天ぷらなど)や脂肪分が多い食品(バター、ラード、豚バラ、カルビなど)お菓子、アルコールなどは特に控えるようにして下さい
【④気滞(肝気うっ血)】
気滞とは気(エネルギー)がめぐっていない状態になります。気滞が精神に影響を及ぼしたものを肝気うっ血と言います。過度なストレス状態や自律神経が乱れた状態を表しています。
(症状)
・喉のつまりや違和感・イライラ・不安感・情緒不安定・ため息
(月経の時の症状)
・生理周期の乱れ(早いまたは遅い)・無月経・生理前体調不良
(基礎体温の特徴)
・体温の乱れギザギザになったりする
(対策)
●気分を発散し気を巡らすためやストレス発散する為に運動・筋トレする・ストレッチをする・趣味や好きなことをするようにして下さい。
【月経周期が長い(稀発月経)】
月経周期が39日以上のサイクルが長い場合を『稀発月経』と言います。高温期は一番長くても14日の為、月経周期が長い場合、低温期の期間が長くなっていると考えられます。
原因としては考えられることとしては①ホルモンバランスの乱れや卵巣機能の低下②多嚢胞性卵巣症候群③ 高プロラクチン血症となどが関係している可能性があります。それぞれの原因について詳しく説明させて頂きます。
【①ホルモンバランスの乱れ】
●精神的ストレスはもちろん肉体的ストレス→コルチゾール(ストレスホルモン)分泌上昇→女性ホルモン分泌低下
●睡眠不足、冷え、無理なダイエット→卵巣機能低下→女性ホルモン分泌低下
このようなに女性ホルモンの分泌が低下して卵胞がしっかり成熟せず排卵しずらい為に月経周期が長くなることがあります。
【②多嚢胞性卵巣症候群】
通常月経周期において卵胞は成長して排卵をするのですが、それが卵胞の成⻑途中で止まってしまい、未成熟な卵胞が卵巣内に多く残ってしまう為に排卵障害をおこしてしまう病気です。月経不順や無月経を引き起こす病態になります。
(症状)20代〜45歳の女性の5~8%にみられるといわれています。卵胞が育たず定期的に排卵が起きないため、⽉経周期に異常、無月経、不妊、にきびが多い、毛深い、肥満、血糖値上昇などがあります症状
妊娠を希望している場合は、排卵誘発剤による治療が行われます。
【③高プロラクチン血症】
プロラクチンとは、妊娠すると分泌が高くなるホルモンで、乳腺を成長し乳児を産生し産後の母乳を出すために分泌されるホルモンなのですが、妊娠や出産もしていないにも関わらずプロラクチンの値が高くなることを『高プロラクチン血症』と言います。プロラクチンは排卵を阻害する働きがあるため、プロラクチンの値が高くなると、排卵障害や月経不順や無排卵を引き起こしてしまう為に不妊の原因となります。
(その他の原因)
●卵巣機能の低下
●排卵障害
●甲状腺機能の低下
●ピルの長期服用
●食生活や生活習慣の乱れ
対策法としては前に説明させて頂いた多嚢胞性卵巣症候群の対策法とほぼ一緒になります。
【①ホルモンバランスを整える】
●ストレスの原因(人間関係、仕事、過労、夫婦関係など)になるようなことはなるべく避けるようにする、できない場合はストレスに対抗できる体作りをするように心がけて下さい。
ストレスに緩和に関してはストレスについてをこちらをご参照ください。
●睡眠をしっかりとるようにする。
【②高温期の時期に体温をしっかり上がるようにする】
高温期は黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きによって、しっかり体温が上がることによって古くなった卵胞が吸収され処理できるようになる為、エネルギーをあげれるように代謝を上げること、血流を良くすることが高温を維持する上で大切になります。
●ミトコンドリアの活性化 ●たんぱく質をしっかり摂る ●お灸をする ●マッサージ
【③しっかり育ち質の良い卵胞ができるようにする】
※ホームページ内の卵子の質を上げる①②③④⑤を参照してみて下さい
●ミトコンドリアの活性化 ●たんぱく質をしっかり摂る ●栄養バランス ●ビタミンDの摂取 ●適度な運動
【 ④硬くなってしまった細胞膜を柔らかくする】
※ホームページ内の細胞膜を整えるを参照してみて下さい。
●細胞膜が硬くなる原因としてトランス脂肪酸や油(酸化した油、植物油脂、サラダ油など)とらないようにする (※トランス脂肪酸を多く含む食品・・・マーガリン、ショートニング、お菓子、食用植物油、食用調合油、マヨネーズ、ファーストフード、スナック菓子、カップラーメン、 ケーキ、ビスケットやクッキーやデニッシュ類等の菓子パン乳製品など)
●細胞膜の質をあげてくれるオメガ3を摂取する
(※オメガ3を含む食品・・・イワシやサバのような青魚、アマニ油・えごま油やくるみ・アーモンド・カシューナッツ等)
●体を柔らかくする・・・適度な運動、ストレッチ、マッサージをする。
【⑤血糖値の上昇を抑える】
※ホームページ内の急激な血糖値上昇を抑えるを参照してみて下さい。
①早食い ②食べ過ぎ ③ダラダラ食べる ④食事の時間が遅い ⑤パンや麺類、お菓子などの小麦粉食品や白米、甘いものなどの炭水化物などの糖質の摂取 ⑥白砂糖を摂取する
月経周期が長い稀発月経は東洋医学では身体の中の血が不足した状態【①血虚】や気が不足している状態【②気虚】、そして血液の流れが滞ってしまいこと【③瘀血】、体が冷えることで血の流れが悪くなる【④血寒】余分な水分が過剰に溜まってしまい循環が悪くなる【⑤痰湿】気(エネルギー)がめぐっていない状態【⑥気滞(肝気うっ血)】などが月経周期か短くなると考えられています。
【①血虚】
血虚とは血が足りない状態のことを言います。慢性疾患による血の消耗、慢性出血により血が不足、過労や房事(性生活)過多による血の過度な消耗、食事からの栄養が十分でないこと、思い考えすぎなどにより脾を損傷して血の生成不足により血虚につながります。
脾胃の機能低下による消化吸収作用の低下や精神的ストレスによる肝への負担による肝の蔵血作用の変調などが血の不足につながります。
(症状)
血が不足、貧血、顔面蒼白、手足のしびれ、不眠、動悸、月経失調、息切れ、疲れやすい、ドライアイ、めまい、筋肉がつりやすいなど
(対策)
血虚体質の方は主に血・女性ホルモンを補う食事を摂ること大切になります。納豆や豆腐、味噌などの大豆製品や鶏卵、赤身のお肉やレバーやハツ、赤身の魚(マグロ・カツオなど)の鉄分を多く含む食品を摂るように心がけていきましょう。思い過ぎや考え過ぎないようにすることや、ストレスや疲れを溜めないようにして下さい。
【②気虚】
オーバーワークや気をつくり出す胃腸の働きが弱くなっていることにより、気が不足している状態で、いわゆるエネルギー不足で体の機能が低下している状態になります。
(症状)
・高温期が短くなる・低温期が短くなる・月経血の量が多くなる・月経血の色が薄く、粘度が低い・疲れやすい・元気がない ・気力がない・動悸・息切れ・汗をかきやすい・風邪をひきやすい
(※胃腸が弱い体質が特徴)
・食が細い・食欲不振・食べたいと思っているがあまり食べれない・軟便・下痢をしやすい
(対策)
エネルギーを無駄に消耗しないように体力を養う習慣を身につけましょう!!
●気虚の方はまず第一に適度に休息をとることです。エネルギーを補うには睡眠が一番です。睡眠をしっかりとりましょう(22時までに寝れれば最高です)
● 気虚の方は胃腸が弱まっていることが多い為に、胃腸に負担をかけないような食生活をこころがけましょう。消化のよいものを温かいもの食べる、胃腸に負担のかかる脂っこいもの、揚げ物、硬いもの、辛いもの、冷たいものなどは控えるようにして下さい。控えるべき食品と食事の仕方についても是非ご参照ください。
●過度な運動(ウォーキング20~30分程度)
●気を補ってくれる胃腸の働けてくれる食べ物として穀物類・芋類があります。
穀物類:もち米、玄米、お米 芋類:さつまいも、じゃがいも、山芋、里芋など煮物やスープにすると良いでしょう。
【③瘀血】
血の流れが滞ってしまい血液の流れが悪くなってしまった状態になります。
(症状)
頭痛、肩こり、身体のどこか決まったところに痛みがある、手足の冷え、頭のぼせ、物忘れ、高血圧
(月経の時の症状)
ひどい生理痛、血の塊がでる、経血が黒い、経血量が多い、生理不順(遅れる)、無月経
(基礎体温の特徴)
・低温期の短く、体温高い
・高温期が長く、体温高い
この場合は低温期と高温期の温度差が大きくなる
(対策)
●毎日お風呂に入って体を温めるようにして下さい。全身を温めるというより38℃~40℃くらいのお湯で半身浴15分程度行うようにして下さい。日ごろから体を冷やさないようにして下さい。体が冷えると血流が悪くなってしまい瘀血の原因になります。
●血流を改善する為にストレッチやマッサージをして筋肉をほぐすようにして下さい。特にふくらはぎや内転筋(うちもも)をほぐすようにして下さい。更に毎日ウォーキング(20~30分程度)など軽めの運動をするように心がけて下さい。
●血流の流れを妨げてしまう食品は控えるようにして下さい。揚げ物(唐揚げ、天ぷらなど)や脂肪分が多い食品(バター、ラード、豚バラ、カルビなど)お菓子、アルコールなどは特に控えるようにして下さい
【④血寒】
冷たいもの飲み物やアイスクリームなどを良く食べたり、手足を冷やしてしまう服装などをするすることによって体が冷えることで寒と血が結びつくことにより、血の流れが悪くなるによって血の運行が滞るため生理の周期が長くなります。
(症状)
・手足の冷え、唇や舌が紫色に見えることがある
(対策)
・カラダを冷やさない
・冷たい飲み物や冷たいものは控える
・カラダをあたためる食事をとるようにしましょう。
・手足や首を出すような服装は避ける。
・防寒する
・運動する
【⑤痰湿】
お酒を良く飲んだり、脂っこいものや甘いもの良く食べることによって身体の中の水分代謝が悪くなってしまい、身体の中に余分な水分や老廃物(湿)が過剰に溜まってしまい循環が悪くなることを『痰湿』と言います。
水分代謝に関わる『脾』『肺』『腎』『膀胱』『三焦』などの臓腑の作用が低下すると水分代謝が悪くなり痰湿の原因となります。
痰湿があると血の流れも悪くなり生理が遅れる原因となります。
(症状)
むくみやすい、肥満傾向、舌は大きく白い苔がつく、手足がしびれる、汗をかきやすい、雨や湿気の多い日は体調が悪い
(対策)
バランスの良い食事を心がけ運動や入浴をして汗をかくようにしましょう
・アルコール類を控える
・揚げものや脂身の多い食品を控える
・チョコレートやケーキなど甘いものを控える
・入浴や運動で代謝をあげるようにしましょう
【⑥気滞(肝気うっ血)】
気(エネルギー)がめぐっていない状態になります。過度なストレス状態や自律神経が乱れた状態を表しています。精神的ストレスによる肝への負担による肝の疎泄機能(気や血の流れを円滑かつのびやかにする働き)が失調してしまうことも原因となります。
(症状)
喉のつまりや違和感、イライラ、不安感、情緒不安定
(月経の時の症状)
生理周期の乱れ(早いまたは遅い)、無月経、生理前体調不良
(基礎体温の特徴)
・体温の乱れギザギザになったりする
(対策・改善方法)
気持ちがイライラすることなどですので、ストレスをためないことが大切です。
【妊娠しやすい理想的な基礎体温とは】
基礎体温としては月経周期が28日から30日の間で
低温期(14日前後):36.2~36.4℃が理想、高温期より0.3~0.5℃(36.2~36.4℃)低い。
排卵期(1~2日間):低温期の終わりに少し下がってから0.3~0.5℃上がる。
高温期(12~14日間):36.7~37℃が理想、低温期より0.3~0.5℃下がる。
※この体温はあくまでも理想ですので、体質的にもともと体温が低い方、高い方もいますのでこのような場合でも、低温期と高温期がしっかり二相にわかれているのが理想とされておりますので、このような形に近づくことが大切だと思います。
低温期の理想の体温としては36.2〜36.4℃とされております。低温期が36.5℃以上になってしまう方は是非ご参考にして頂けましたら幸いです。(もともと体質的に体温が高い方で、低温期と排卵期、高温期の体温差がしっかりある方で排卵されている場合などは特に問題ないとされております)
【なぜ低温期の時に体温が下がった方が良いのか?】
低温期は卵胞を育てる大事な時期です。
低温期の時期に体温がしっかり下がらないと良い卵が育たない、子宮内膜が厚くならない原因にもなります。もちろん下がり過ぎても良くありません。
体温としては36.2〜36.4℃が一番女性ホルモン(エストロゲン)が分泌される為です。アロマターゼという酵素の働きによって男性ホルモン(アンドロゲン)が女性ホルモン(エストロゲン)に変換されます。そのアロマターゼが活発に働く温度が36.2°〜36.4である為です。
体温が36.2°〜36.4°になるとアロマターゼが活発に働いてしっかりエストロゲンの分泌がされるということになりますので、低温期の時期に体温が下がった方が良いということです。
【原因】
熱が体の中にこもってしまい発散できていない、血液の流れが悪くなっていることが考えられます。熱がこもってしまう原因としては
●ホルモンバランスが乱れ
●体の中を体液の減少
●運動不足
●睡眠不足(ほぼ寝るのが12時を超えてしまう)
体の中の熱の発散と血液の流れがよくする為に、以下のようなことを心がけていかれると良いと思います。
①ウォーキング(1日20分以上) 週4~5日程度
②ふくらはぎのマッサージやストレッチ
③毎日湯船につかるようにする(お風呂は湯船にしっかり入って、シャワーだけで済まさないようにする。(お湯の温度は38~41°で半身浴で20分程度がオススメ致します)
④辛いもの・お酒・油っこいものは熱がこもる原因となってしまうので、食べるのは控えましょう
⑤緑の濃い葉物野菜(ホウレンソウや小松菜など)などを積極的に摂りましょう
⑥睡眠をしっかりとる(午後10時には寝るのが最高ですが、無理なようでしたら12時には寝るようにして下さい
⑦夜は9時以降はパソコンやスマホを見ないようにする
高温期の理想の体温としては36.7〜37℃とされております。高温期なのに体温が上がらないという方は是非ご参考にして頂けましたら幸いです。(もともと体質的に体温が低い方で、低温期と排卵期、高温期の体温差がしっかりある方で排卵されている場合などは特に問題ないとされております)
【排卵後の黄体ホルモン分泌と働きの流れ】
排卵が終わった卵胞は黄体形成ホルモンの働きによって黄体に変化します
→黄体から黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌
(※黄体ホルモンは子宮内膜の厚さを維持する・古くなった卵胞の処理)
(※黄体ホルモンが基礎体温を高くするホルモンです)
この時受精卵が子宮膜に着床すれば黄体ホルモンは高いまま維持されますが、
→着床しなければ黄体ホルモンは減少して
→生理が始まります。
【排卵後に高温になる理由は】
黄体化ホルモン(LH)の働きで卵胞から卵子がでできます(排卵)。排卵後に卵胞が黄体に変化して、この黄体からプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されます。このプロゲステロンの働きによって体温が上昇します。
【高温期に体温が上がらない理由】
プロゲステロンの働きによって体温が上昇するということになりますので、体温がなかなか上がらないということはこのプロゲステロンの十分に出ていないということが考えられます。
【なぜ高温期の時に体温が上がった方が良いのか?】
上文でも説明させて頂いたように、高温期に体温が上がらないということはプロゲステロンが十分に分泌されていないということが考えられます。高温期は古くなった卵胞を処理する、そして子宮内膜の厚さを維持する大切な期間になります。
その為、しっかり高温になるということは子宮内膜の厚さを維持ができる。そして卵巣に残った古い卵胞の処理ができる為に、低温期の卵胞を育てる準備ができるようになるということになるからです。」
【原因として考えられる疾患】
●排卵障害 ●多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)●高プロラクチン血症 ●甲状腺機能低下 ●黄体機能不全
(※生理周期が長い原因とほとんど一緒ですね)
卵胞がしっかり育っていないとエストロゲンもしっかり出ないため、黄体化ホルモンの分泌も低下↓し卵胞の黄体化もしっかりできない為にプロゲステロンの分泌も低下↓する為、体温が上がりずらくなります。
【体質としての原因】
●卵巣機能の低下●ホルモンバランスの乱れ ●胃腸機能の低下 ●栄養不足
改善対策として●ホンモンバランスの乱れを整える●卵胞がしっかり育つようエネルギーをしっかり作れる身体作りをする改善していくことが大切です。その為に基本となることは、こちらのホームページでもお伝えしている、生活習慣、食生活や栄養、運動、睡眠、血流の流れをよくするとなります。
①ウォーキング(1日20分以上) 週4~5日程度
②38℃~40℃くらいのお湯で半身浴15分程度行って下さい
③お灸でオヘソ・下腹部
④ホットストーンなどでオヘソ・下腹部を温める
⑤冷たいものや飲み物は摂らないようにする。冷たいものや飲み物は温めてから摂るようにして下さい。
※汗をあまり出るような激しい運動やホッカイロなどで温めるようなことは避けて下さい。
⑥睡眠をしっかりとる(午後10時には寝るのが最高ですが、無理なようでしたら12時には寝るようにして下さい改善対策として
⑦ホルモン形成の材料として大切なタンパク質とコレステロールをしっかり摂る
【コレステロールを多く含む食品】
卵、うなぎ、鳥レバー、豚レバー、あん肝、さきイカ、たらこ、
⑧自律神経を整える
【不正出血とは】
生理時以外に性器から出血することを言います。不正出血は病気ではないものが多いですが、病気が原因の場合もありますので、一過性の不正出血など問題ないことが多いですが、続くようでしたら病院へご相談して下さい。
【不正出血の原因】
①「器質性出血」・・・子宮、卵巣などに何らかの病気があるために出血する
②『機能的出血』・・・病的な原因はなく、ホルモンバランスの乱れによっておこるもの
③その他・・・着床出血、絨毛膜下血腫』、流産などがあります。
【① 器質性出血】
膣や子宮、卵巣などの病気による出血として代表的なものには
炎症によるもの・・・クラミジア、淋菌、トリコモナス、大腸菌などによる膣炎
潰瘍によるもの・・・子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がん、子宮頚管ポリープ、子宮内膜ポリープ、など
【②機能性出血】
ホルモンバランスの乱れで起こる出血で、ホルモンバランスが不安定な思春期や更年期に多くみられます。
ダラダラ続く出血・・・無排卵月経
生理前に少量の出血が続く・・・黄体機能不全
生理と生理の間の排卵期におきる出血・・・卵胞ホルモンの分泌の低下するために起こる
『ホームページを見た』とお電話ください。
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プメハナ鍼灸整骨院(東京都葛飾区亀有)は不妊治療に力を入れています。お気軽にお問合せください。
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テストステロン(男性ホルモン)の分泌の低下は男性不妊の原因の大きな原因になっています。そこで今回はテストステロンについてご説明させて頂きます。テストステロンは、男性における重要な主要なホルモンで、精巣や前立腺などの男性生殖組織の発達や、性欲向上や筋肉の維持や増加などの働きがあります。
【テストステロンの働き】
①脳では性欲や気力決断力の向上 ②筋肉の維持や増加 ③毛髪の育成 ④肝臓でアルブミンの産生 ⑤精子の産生 ⑥前立腺の発育 ⑦動脈効果予防 ⑧造血作用 ⑨糖代謝
【テストステロンが分泌が増加すると】
①性欲向上 ②若返り効果 ③メンタルの安定 気分が前向き、幸福感の向上④赤血球の生成を促す ⑤筋肉量の増加 ⑥骨を強く保つなど
逆にテストステロンの分泌が低下すると、性欲低下だけでなく、老化ややる気がなくなる、精神的に不安定になる、気分が落ち込むうつ病、疲労、イライラなどが起こると言われてきます
テストステロンを増やすには
【①亜鉛】(ビタミンD)【②タンパク質】【③コレステロール】【④DHEAのホンモンを増やすようにする】【⑤セレン】【⑥アルギニン】【⑦ビタミンE】【⑧カカオパウダー】【⑨運動する】などについて説明させて頂きます。
【①亜鉛をとる】
亜鉛は別名『セックスミネラル』とも呼ばれていて、人間に必要な必須ミネラルの一つになりとても大切です。精子形成や前立腺の働き、精子の運動と活性化にかかわっています。他にも女性ホルモンの作用を高める働きやインスリンの分泌調節、皮膚や粘膜の健康、細胞の生成やたんぱく質の合成、成長や性腺発達、精神安定、免疫力向上、老化予防、活性酸素の無毒化などの働きがあります。男性は特に亜鉛不足の方が多いので積極的に亜鉛の多い食品を摂るにして下さい。
※亜鉛不足は性欲の低下やEDだけでなく抜け毛や薄毛、味覚障害、記憶力の低下、成長障害、気分不安定、性腺発達障害の原因とされています。
(ビタミンD)
ビタミンDは精子の運動率や正常精子形態率の向上する働きがあります
(亜鉛を多く含む食べ物)
①牡蠣やアサリのような貝類は亜鉛以外にもオメガ3・セレンも多く含んでいます。
※特に牡蠣が亜鉛を多く含んでいます。更にタンパク質も多く含んでいます。さらに抗酸化作用もあります。
②青魚(アジ、サバ、イワシ、サンマなど)は亜鉛以外にもビタミンD、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。
③レバー ④マカ ⑤豚肉 ⑥卵 ⑦カカオパウダーなど
【②タンパク質を摂取する】
タンパク質については以前説明させて頂きましたので
こちののタンパク質についてを是非ご参照ください。
タンパク質をしっかり摂ることは、精子の質に向上はもちろんですが、卵胞・卵子の質の向上、子宮内膜の厚さ、女性ホルモンの生成に大きく影響します。
【③コレステロールを摂取する】
コレステロールと聞くと動脈硬化など悪いイメージを思い浮かべてしまいますがそうではないようです。もちろん摂り過ぎはよくないですが。コレステロールは女性ホンモンと男性ホルモンであるテストステロンや細胞膜を生成する大切な材料となっているからです。
(コレステロールを多く含む食品)
卵、うなぎ、鳥レバー、豚レバー、あん肝、さきイカ、たらこなど
【④DHEAのホンモンを増やすようにする】
DHEA (デヒドロエピアンドロステロン)とは主に体内の副腎皮質で分泌されているホンモンです。DHEAは男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン)など約50種類のホルモンに分化することから『マザーホルモン』とも呼ばれています。最近の研究ではDHEAの数位が高い人ほど長生きするということもあり若返りホンモン、長寿ホンモンとも言われています
(DHEAの作用)
性機能改善・抗酸化作用・抗炎症作用・インスリンの働きを助ける・筋力増強・代謝促進・記憶力改善・テストステロンなどの男性ホルモンやエストロゲンなどの女性ホルモンに分化される
(DHEA含むDHEAを増やしてくれる食材)
・自然薯、山芋、長芋、里芋、菊芋などネバネバした芋
手軽にDHEAを補いたい場合などはDHEAサプリなどの摂取をオススメ致します。
アシュワガンダ
【⑤セレン】
強い抗酸化作用があり、テストステロンの分泌を高めてくれるだけでなく、精子の力も高めてくれる働きがあります。強い作用がある為にサプリメントで取る際は摂り過ぎに注意して下さい。
(セレンの作用)
・テストステロンの分泌向上 ・精子の質の向上・強い抗酸化作用・老化防止
(セレンを多く含む食材)
サバ、マグロ刺身、玉ねぎ、トマト、カツオ節、ホタテなど
【⑥アルギニン】
体内で合成されるアミノ酸(非必須アミノ酸)の一つです。
(アルギニンの作用)
・成長ホンモンの分泌向上・血流改善によるED改善・疲労回復・免疫力アップ
(アルギニンを多く含む食材)
マカ、豚肉、木綿豆腐、ニンニク、玉ねぎなど
【⑦ビタミンE】
ビタミンEは若返りビタミンとも言われています。
(ビタミンEを多く含む食材)
うなぎ、アボカド、アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類
【⑧ローカカオパウダー】
カカオパウダーには・マグネシウム・カルシウム・亜鉛・鉄・ビタミンC・オメガ6・カカオポリフェノール・カテキン・カカオプロテイン・デオブロミン・トリプトファン・フェニチルアミンなどが含まれている『スーパーフード』なのです。
カカオの中でも栄養価が高いのはローカカオになります。ローカカオは手を加えていない状態または低温で加工されたものなので栄養成分はほとんど損なわれない為に栄養をしっかりとることができます。高温で加工したカカオは栄養成分が損なわれてしまうので、栄養成分が減少してしまいます。
カカオパウダー大さじ1に含まれるミネラルの量 マグネシウム:26mg 鉄:0.8mg 亜鉛:0.4mg
(カカオの効果)
●ドーパミンが増えると言われており、ドーパミンが増えるとテストステロンが増えると言われています。
●インスリン感受性を改善 ●抗炎症作用 ●抗酸化作用 ●貧血予防●腸内環境を整える
(カカオポリフェノールは)
強い抗酸化作用をもち、悪玉コレステロールの酸化を防いで、動脈硬化を予防すると言われています。抗アレルギー・抗炎症作用として、ヒスタミン放出の抑制、アレルギーの炎症の原因ともなる好酸球の抑制をしてアレルギーの予防や軽減につながるとも言われています。
特にカカオポリフェノールに含まれるフラボノイドは抗酸化作用や抗炎症作用があります。そしてテストステロンの産生を増やしてくれると言われております。
(鉄分が豊富)※女性に必須の栄養素
鉄分は貧血予防はもちろん、受精卵の着床する子宮環境を整える役目をしてくれます。鉄は粘膜を作る材料である為子宮内膜を厚みをもたらしてくれる大切な栄養素です。
(カカオプロテインは)
食物繊維のような働きがあり、腸内の善玉菌のエサとなり善玉菌の増加を促進して腸内環境を整えてくれる働きが期待できます。腸内環境を整えることにより、消化吸収能力の改善や便通改善、腸の免疫力を高めることにも繋がります。
(テオブロミンとは)
チョコレートなどの苦味成分になります。幸せホルモンとも言われているセロトニンの働きを助ける作用があります。大脳皮質に作用して集中力の向上や自律神経に作用してリラックス効果もあります。
(トリプトファンとは)
トリプトファンという成分が含まれていて、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌を促進してくれる働きがあります。気分や幸福感を高めたり、ストレスやイライラを緩和してくれます。
(※セロトニンにはイライラなどを抑制してくれる作用や安眠などの作用があります。)
(フェニチルアミン)
ウキウキして気分や幸福感を高めてくれます。
【⑨運動する】
運動することによってテストステロンやDHEAの分泌量が増加します。テストステロンは筋肉量が多いほど、分泌量も多くなります。簡単にテストステロンの分泌量を増加する筋トレとしては、特にスクワットやジョギングなど少し負荷をかけたものが良いとさせれおります。
【睡眠】
睡眠が少ないとテストステロンが減少すると言われています
特に午前1時から3時に特に分泌されます。
テストステロンを減少するものとしてはアルコール、タバコ、鎮痛剤、育毛剤などがあります
【マカについて】
マカは、ペルーのアンデス地域に自生する植物で、精力増強の効果が伝統的に言われています。その主な成分と精力が強くなる理由は以下ようになります。
1. アミノ酸:マカには多くの必須アミノ酸が含まれており、これらは体内でタンパク質合成に必要です。タンパク質は筋肉の発達や性機能に重要です。
※ 必須アミノ酸とは、人間の体が正常に機能するために不可欠なアミノ酸になります。アミノ酸はタンパク質の構成要素であり、体内で様々な生化学的プロセスに関与しています。必須アミノ酸は、食事を通じて体内に取り入れる必要があるため、「必須」と呼ばれています。人間の体はこれらのアミノ酸を自己合成できないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。
以下は、必須アミノ酸の主要な種類はこちらの
バリン、 ロイシン、イソロイシン、メチオニン、 トリプトファン、フェニルアラニン、トレオニン、リジン、ヒスチジンになります。
これらのアミノ酸は、タンパク質の合成や細胞の機能、免疫系の強化、骨の形成など、様々な生理的プロセスに不可欠です。
2. ビタミンとミネラル:マカはビタミンB1、B2、B6、B12、E、C、およびミネラル(亜鉛、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウムなど)を豊富に含み、これらは体の代謝とエネルギー生産に寄与します。
3. アルギニン:マカにはアルギニンが豊富に含まれており、成長ホルモンの分泌を促し、老化防止の他、血管拡張を促進し、血液の流れを改善するのに役立ちます。精子の形成にも必要な成分でもありま。性的機能においても重要です。
4. グルコシノレート:この成分は性ホルモンのバランスを調整し、性欲や精力の向上に寄与する可能性があります。
その他にも以下の成分などが含まれております。
●アルカロイド:体の免疫力向上や自然治癒力を活性化する働き
●アントシアニン:目や肝臓の機能向上、抗酸化作用などがあります。
●テルペノイド:鎮静効果などがあります。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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